ねこ田米蔵さんの【酷くしないで】9巻のネタバレあり感想になります。8巻がなんとも言えない感じでしたのでこの9巻はほんと良かった(T^T)ってなりました。
個人的には描き下ろしラストのネム君の顔が一番好きです。真矢に関しては、帯にもあるとおり廃人ターン・・・。
攻の廃人ターンが好きな人はかなり楽しめるのではないでしょうか!?ネム君が廃人になっちゃったら辛くて読めませんが、真矢の廃人ターンでしたので・・・ワタクシ楽しみながら読みました(≧∇≦*)
あとは途中苦手だなぁと思ってたルカも、ちゃんと仲直りというか友人ポジに収まってます。
嫌な人間を作らないというのも先生の作品の良いところなのかもしれませんね!ネムくん優しすぎるよ~!!!って私は思ったのですけど、仲良くなればネムルカの方が案外気が合いそうな気がします(笑)
酷くしないで9巻 作品紹介
作品内容・ポイント
真矢は大事なデートイベントで大失敗してしまう! この日の休みを確保するため、仕事をギュウギュウに詰め込み疲れ切っていた真矢は、なんと眠傘の誕生日の夜に、眠りこけてしまったのだ。極端に傷つきやすくなっていた眠傘は、真矢との時間が辛くなる。そしてついに真矢に「距離を置きたい」と言ってしまい…!
ポイント
- 誕生日を楽しみにしていたはずなのに、ホテルで寝てしまった真矢。
- ルカとの事を消化できず、気持ちの整理がしたいと思ったネムくんは距離を置きたいと真矢に言い出す。
- 距離を置きたいと言われて廃人化する真矢。
- 気持ちを言葉にするってとても大事★
- ちゃんと仲直り・ラブラブエピあり。
注意ポイント
恋人として、ひとつ階段を上がった春平とふみ。仲直りも済ませてより一層ラブラブ♪のはずが、ふみの様子が変だ……。
【ネタバレ注意】酷くしないで9巻 感想レビュー
9巻は切ないしかつてない危機になった二人の関係だけれど、その先の甘々が待ってるので安心して読み進めて大丈夫です★
ふぅぅぅよかったぁぁぁぁ!!!って思うと思います(≧∇≦*)
実際私も良かったネムちん(T^T)ってなりました。途中はほんとすんごい危機を迎えた二人ではあったけれど、それぞれの気持ちにきちんと気づいて向き合うことができて良かったです。
ルカってこんなに嫌な人だったの!?って途中なったけれど、彼自身の立場になってみれば執着するのもわからないでもないかな・・・
9巻終る頃にはちゃんと仲直りというかまるく収まっているのでほっとしました。
ではでは9巻の感想です!
本番当日に眠ってしまった
ネムくんの誕生日が近づいていて、休みを取ろうと真矢も必死。
真矢だって楽しみにしてたはずなのですよね。真矢サイドを読んでいるので決してネムくんを蔑ろにしているとかそういったことでは全くないの。
ただ・・・ネムくんとの約束の当日、ネムくんがお風呂に入っている間に眠ってしまうという失態。
仕事がつめつめだったのもそうですが、一時でも解放された!と思ってベッドの上で大の字になったら寝てしまったの。
これはね・・・まぁ私もこういうのはたまにあるから真矢の事は悪くは思えません。
でもネムくんにとったらそりゃショックの何でもないわけです。
「眠っちゃう程 退屈になったのか・・・」
って、涙がでてくるのもわかる。わかる!でもどっちも悪くないのもわかってるからこの場面はほんと読んでて辛かったです。
ここでネムくんは心のためてたモヤモヤをはきだしてしまうの。
「もう ルカさんと会わないでくれ」って。
優しい真矢なら「わかった」って言ってくれるかもという期待もあったのですけど、真矢の言ったセリフは「ひでーよ」だったという(T^T)
この言葉でまたネムくんは自分を責めてしまうという悪循環。
そしてボロボロのネムくんは・・・真矢と距離を置くという手段に出てしまいます。
大好きだけれど・・・大好きだからこそ今の自分がどうしても嫌でしかたがないのが伝わってきて。。。こんなネムくん初めてだなぁと切なくなりました。
真矢とネムくんは想い合っているのに。
真矢の廃人ターン
ネムくんに「距離を置かないか」と言われた真矢がどうなったかというと・・・
すんごい廃人化してました。
何にもやる気もでず寝てばかり。
電話が鳴ればネムくんかと思って飛びつくけど「ルカ」という名前をみて落胆したり・・・
こんな真矢初めてだなぁ~と。
でもいつもネムくんの方が振り回されがちだから、たまにはこういう真矢良い!とワクワクしました(笑)
真矢の廃人ターンはいつまでも読める(≧∇≦*)
どれだけネムくんが大事な人か伝わってくるから、先生ありがとう~!って思いました。
ただ・・・元凶はルカなのですけどね。雑誌で読んでたときはルカぁぁぁぁぁ!!!ってイライラしてたけれど、こういうのは遅かれ早かれ起ってた問題だと思うから、ルカの事はきっかけにすぎなかったのかなと。
二人の気持ちを確かめあう機会になってよかったと思います。
個人的には・・・いつも小綺麗にしてる真矢よりも無精髭のある真矢にキュンとなりました(≧∇≦*)
嬉しい事も楽しいことも半分
こういう表現がなんだか共感できて先生すごいなって思います。
離れていれば心がすり減ることはないけれど、嬉しい事も楽しいこともみんな半分なのですよね。そういう感じわかるなぁ。。。って。
それが恋なのですけどね。
悲しいころもツライ事も相手が居ればあるかもしれないけれど、それでも嬉しい事も楽しいことも一緒にいるから感じることもできますもんね。
こういうのは離れてみて感じることの方が多いので、実はいい機会だったのかなと思います。
ルカと真矢の事をちょっと嫌だと思っていたネムくんではあるけれど、そのあたりはルカが直接ネムくんに会いに来て彼のモヤモヤを減らしてくれたかなと。
ルカの気持ちを知れば、優しいネムくんなら怒ったり邪険にはしないだろうなぁと思ってましたが、案の定でした。
よくも悪くも・・・優しすぎるのよネムくん。
でもそんなネムくんが大好きなのですけどね(*^_^*)
メールより直接会う効果
いやぁこれは勉強になりました。最近確かに・・・どこかで会社を休むにも何にでもメールでしてくる若者がいる。というのを読んだ事があります。
メールは便利な分、伝わりにくいものがありますよね。
私も文章を書いていて、難しいなと思う事もしばしば。真矢はネムくんにメールはしょっちゅうするけれど、直接気持ちを言ったりはしたことなかったみたいなの。
会社でトラブルがあったときに、直接あってくると言ったザワさんに真矢が「やっぱ・・・直接会うのとメールじゃ全然違うもんですか?」って尋ねるシーンがあります。
ザワさんは「文字は視覚しか刺激されん 会って相手の五感を揺さぶるんだよ 絶対逃せない相手はな」って。
ザワさんカッコイイ~!!!ってなりました。
これすっごく大事だと思います。そして真矢もかなり衝撃を受け、その言葉からの気付きがあったようです。
このザワさんの言葉どおり、逃したくない相手(ネムくん)のところに直接会いにいく真矢に・・・キュンキュンしました。
ネムくんも会いたいと思ってたところでの再会ですからね。すんごいタイミングだったの。
ちゃんとネムくんの目を見て諦め無い、絶対別れないって。だいぶ刺激したと思います。
ネム君だって嫌いになったわけじゃないから・・・そりゃ真矢からそんな風に言われたら嬉しいですよね。
直接会ったことで二人の関係も動きました(*^_^*)良かった。
言葉にするって大事
9巻を読んで思ったのは・・・気持ちとか口に出して伝えるのってすごく大事だなぁって。
いくら長くつき合ってても、やっぱり「好き」って言われたら嬉しいし言って欲しいですよね。ましてや・・・普段からそういうのを口にしない二人なら余計に。
真矢に「好きだ」って言われて照れるネムくんがほんと可愛くて(T^T)
離れてた時の事も、二人で「寂しかった」「地獄だった」って言い合ってて。キュンどころでなかったです。
描き下ろし
これはラストのネムくんの顔が最高でした。
さらっと「好き」って言われて嬉しそうにしてるの。
好きって魔法の言葉だ
9巻でこのキュンは・・・さすがはねこ田米蔵さんだなぁと思いましたヨ。
ありがとうございました。
1巻から読み返すと。。。すんごく自己中だった真矢の成長がたまらなく愛おしいですね!
ネムくんも真矢を好きになってほんと変わったなぁと。
9巻でほっとしたら1巻から読み返したくなりました(*^_^*)
感想まとめ
9巻はモヤモヤがスッキリする展開になっていると思います。
ルカは・・・真矢に執着するあまり若干暴走したかなぁ?と思うところもありますが、ルカと真矢も元通りになってほっとしました。
これもネムくんの計らいがあってこそ。
でも読んでたら・・・ネムくんとルカの方が実は気が合うかも!?と(笑)
ネムルカに嫉妬する真矢・・・・想像するだけで楽しいです。
9巻は安心して読めるので、切ないところも是非楽しんで読んでみて下さい★
今後は不定期で続くようです(*^_^*)
「酷くしないで」ファンにとっては不定期でも嬉しいですよね。九谷くん×沖野くん、縞川×彰もまた読みたいですし、恋なんて・・・って言ってるルカが恋するところも読みたかったりします。
あれば嬉しいな・・・