今日はちょっとBL漫画というよりはサスペンス色が強い中にちょっとBLがあるというそんな漫画の感想を。
といってもこれからどんどんBL色が濃くなくかもしれませんけどね。男ばっかり出てきてますし。
もともとサスペンス系が大好きなのでこの作品は面白いなと感じています。
ただ、絵がお上手すぎるのでほんとびくっとするような描写もあります。猟奇的殺人VS精神科医みどころはたくさんありますが、殺人とかそういうのは苦手だという方はちょっと読むのは勇気のいる作品ではあるかなと思います。
In These Words1巻 内容紹介
精神科医の浅野克哉は、悪夢に悩まされていた。
――それは顔の見えない男に監禁され、犯され、「愛している」と囁かれつづける夢。
夢と現実との接点を持つ、連続殺人犯が現れたときいつしかその夢は現実との境を越える――
連続殺人犯に魅入られた精神科医の運命とは!?
アメリカ・アジアを中心にアメコミで活躍する咎井淳(Jo Chen)が官能BLに挑む!!
そういえば、1巻の最初のプロローグノベルなのですがこれ3巻に登場してきますので読んでおくといいかと思います。ここは犯人と出会うところであって本当にプロローグだという事にはっとさせられる箇所ですね。
1巻ストーリーで気になるポイント。
メモ
- 頭痛の原因
- 夢で見る男は誰なのか
- 篠原との会話はヒントが散りばめられている
紹介するIn These Words1巻はこちら
ストーリー | ★★★★☆ |
エロ | ★★★☆☆ |
満足度 | ★★★★☆ |
テイスト | サスペンス・謎 |
注意ポイント
In These Words1巻はここに注目して読みました!
私がこの作品を読んだときにはすでに2巻まで出ていたのですよね。だから続き物だと分かっていたので伏線はどこか、ヒントになるものはどこかというのを意識しながら読みました。
プロファイリングにしてもどこかしらそういったヒントになるでしょうし、浅野が話すセリフもヒントになりうるわけです。
そして、浅野に時々起こる頭痛。これにも意味があるのだろうなと思って読みました。
ストーリーはすでに犯人と思われる人物が登場しています。
犯人に拘束されている浅野が時々出てくるのですが、その犯人の特徴もチェックしながら読みました。
記憶をたどっていく1巻
時々、浅野が夢で犯人に侵される場面を見ているのですが、彼はこれを『被害者に同調でもしているのだろうか』と思っているのですね。
ただ、読み進めていくとおそらく浅野は犯人に接触していただろうと感じました。
というのも、こういった夢を見るときは必ず頭痛が伴ってたりします。記憶障害になっていて実は浅野が犯人ではないか!!!な~んて思ったりもしながら読んだ思い出があります(笑)
最後精神科医であった浅野が殺人犯であった・・・な~んて展開くるんじゃないの!?と。
篠原という犯人が出てくるのにどうして!?と思うのですが、なんとなく顔がはっきり描かれない犯人の残像がねひっかかってしまって。
なんとなく浅野にも雰囲気にてるなぁ~と。。。
だから犯人が登場しているのにカオがはっきりしないのは、浅野自身が作り上げたもの・・・夢かもしくは・・・・という展開かもしれない。
だってもし篠原とその夢に出てくる男が同一犯であるならば、彼を見たらリンクするはずなんです。
そう思っていたけれど・・・違いました(≧∇≦*)。犯人はきちんといるっぽいです(;'∀')
ただ、浅野と犯人篠原の会話もいろいろとヒントになるものもあるし、引っかかるものもありました。
片頭痛もちである浅野。最初の方で書いたように彼の頭痛は何かの記憶を呼び起こすきっかけになっているのだと考えています。
頭痛がした後はほぼ夢で自分と犯人が接触している場面を見ています。
明らかに医者から処方されたものなのに身に覚えがないということは浅野には忘れてしまっている過去があるという事。
篠原が「ずっと君を待ってたんだ」と言った後「本音が出ちゃったね」と言います。その後、
「こんな風に再会するはずはじゃなかった アンタが本当に全部忘れているのか、それとも思出せないように暗示をかけたのかはわからないけど」
「アンタの脳は恐ろしい真実を全部閉じ込めてなかったことにした 今アンタは嘘の人生を生きてる」
というセリフもあり、やはり夢で見る犯人と浅野の接触は実体験であったというのがほぼ濃厚なのだろうと。
そして、決定的なのは夢でみた傷つけられた箇所にきちんと傷が残っていたということですね。
この事実を突きつけられたところで2巻に進むことになりますが、謎だらけの1巻です。
ここは重要かと思った場所
まず犯人に関連すること。
- すべての遺体には60か所以上に及ぶ裂傷が認められた。
- 被害者は生きている間に手当を受けていた可能性があった。
- 被害者への虐待はあったが誰一人性的暴行を受けていなかった。
- 犯人はセリフから財産があるお金持ち
- マザコンかもしれない
- 性的暴行は誰一人受けていないはずなのに篠原は「あいつらも結構楽しんでたはずだよ?俺に挿れてほしくてしょうがないって感じだった」というのは矛盾!?
津田祐介という名前がここで出てくるので今後ももしかしたら出てくるかもしれないと思いました。
In These Words1巻の感想まとめ
謎だらけですね。まぁサスペンスドラマにしたって最初から犯人です~なんて出てくる作品はそうそうないですからね。
なのできっと1巻に出てきているものはずべて伏線なりヒントであってここに出てきているパーツがこれからにつながっていくのだろうと思っています。
それにしても浅野にしても篠原にしてもほんと色気がありますね。
2巻はガラリと展開が変わるのでお楽しみに(^▽^)/