おはようございます!数日また更新が滞ってしまいまして・・・。今日は奥田枠さんの【ノーカラーベイビー】の感想を書きたいと思います。
先日、すごい話を聞いたんですよね。お友達のRinちゃんとこのノーカラーベイビーの話をしていて、「ちょっと緒川千世さんに似てるよね、絵もテイストも!」って私が言ったら・・・
「え、姉妹なんですよね?」ってRinちゃん。
ええぇぇぇ~~~!そんなわけない、だって大型新人って書いてあったもん!お姉さんはそもそも漫画家さんだから新人扱いなわけない!って心の中で思いつつ・・・・
検索をかけたらそういう疑惑というか確かにそうっぽいんですよね。お姉さんだったの?(゜Д゜)ってなりました。
と同時に。。。何故かショックを受けている自分。
なんか・・・肩透かしくらった感じです。大型新人さんだしこれは!!!プッシュしたい!って思ってたのですが普通に漫画家さんとして随分キャリアある方だったのかぁ~。。。
まだ信じられない感じがしています。モリエサトシさんの絵を見に行ったら・・・ほぼほぼそうなのだろうなぁ~って。
絵のデッサンもすごくいいですし、個人的にはすでにベテランさんだったと言われたほうがしっくりきました。
ということで!感想にいきますね!
内容紹介・あらすじ
眞白(ましろ)は恋人の洋一(よういち)に浮気を繰り返されながら関係を続けていた。ある日、弟にまで手を出された眞白は、当てつけるようにクラブで行きずりの男を誘惑する。ところが、純朴そうにみえたその男・大地(だいち)のていねいなセックスに翻弄されてしまい……。ディアプラス発の大型新人・奥田枠の初コミックス!
う~ん・・・ディアプラス発大型新人ってこれだけ大々的に書いてるから・・・お姉ちゃんではないのか!?頭ごっちゃごちゃになります笑
設定・テイスト
ワンコ攻×淫乱受 受の弟の執着が怖い ちょっと歪み系&ピュアさもあり
みどことは、淫乱受がワンコ攻との出会いで愛される事でだんだんと本来の健気な部分をみせていくところ。
注意ポイント
ノーカラーベイビー ネタバレあり感想
個人的には洋一・・・苦手です( ̄。 ̄;)
弟にまで手をだして!!!って思ったんだけれど、、、これまた弟も病んでてひえっ(゚ロ゚屮)屮ってなります。
弟くんは兄である眞白にすんごい執着しているんですよね。そういうのもみどころになってくると思います。
そして・・・そんな眞白ですが、洋一とはけっこうハードなエロなのですがバーで出会った大地とのエロでどんどん変わっていきます。
愛のある丁寧なエロで気持ちも傾い向いていくんですね。
本来の眞白が徐々にでてくる感じが読み取れて面白かったです。
1話の終わりが暗かったので・・まさか大地も病み系か!?!?とハラハラしましたが一貫していい子でした(〃・ω・〃)
愛は本来無償のもの
眞白がどうしてエロにこだわるのか・・・誰かと繋がっていたい願望がすごくあるのだなと読みながら思いました。
ストーリーが進むにつれ、徐々に眞白の事がわかってきます。
「愛はギブアンドテイク」
愛されるために何かを捧げる・・・とても愛されたがっているんですよね。
それは彼の環境がそうしたのだと思います。弟ばかりを可愛がる両親・・・その弟は全部自分のものを奪っていく。
それならば好きな人が求める自分になりきろうと。
洋一とのエロは眞白が望んでいたものではなく、洋一が望んでいたエロのスタイルだったんですね。
淫乱受だと思ってたけれど、途中から眞白の心情がわかるようになりすごく不憫だなぁって思ったりもしました。
だから無償の愛を捧げてくる大地に・・・とても満たされていくのだろうなぁと。
ギブアンドテイクは・・・何も望まない愛があってその上にさらに成り立つモノなのだろうと思います。
自分が一番じゃないと嫌な弟
この弟くんがねぇ~!!!超超クセのある子。
眞白の彼氏もそうだけれど、眞白のもの全部が欲しいのかな・・・と思っていたら・・読み進めて行くと彼が欲しいのは「眞白そのもの」。
彼の周りにくっついている人たちを排除するために動いていたっていう方が正解かも!
だけれど、そういう行動が・・・結局自分の一番欲しいものを遠ざけるのよね。
これは兄弟愛なのか・・・それとも恋愛なのか・・・・読んでいると恋している感じに近いとは思うのですが線引きが難しいです。
はっきりしているのは・・・執着が超怖い!
洋一と眞白が別れたら、そこで洋一とも切れ・・・次は大地にターゲットオン!
近づき方がほんと怖いよ~!!!って心の中で叫んでしまいました。
歴代の彼氏は全部秋人を選んできたけど、それでも大地は一切なびかなくて・・・だからこそ眞白は「自分の方が選んでもらえた」って安心できたのだと思う。
自分が一番じゃないと気が済まない弟は、兄の一番になりたくて色々とやらかしてた子だったんですね。。。
むちゃくちゃだったけど・・・彼(秋人)を止められるのは眞白しかいなかったと思う。
最後にはっきりと眞白が弟くんに気持ちを伝えることができて良かった・・・。その後の関係がどうなったかはわかりませんが。
はじめから眞白しか見ていなかった大地
大地がすごくキーマンでしたね!
淫乱受だったのだけれど、眞白はすごく人に愛されたい願望が実はあって、その愛をつなぎ止めるために淫乱を演じてたというほうが正解。
そんな彼の考えをちょっとずつ変えていったのが大地ですね!
大地の存在が、そんなことをしなくても自分は愛されてると実感できるようになったからすごく満たされるようになって・・・・
洋一とのエロとは全然違うのに、すごく身体も満たされて。
最初は眞白も戸惑ってたけれど、大地のまっすぐさが伝わった展開でした(*^_^*)
大地は最初から本来の眞白を見て好きになっているのと・・基本的に懐の大きい男でしたね・・・。
ワンコ攻なんだけど、すんごいスパダリ。
こういう子に出会えて良かったねって眞白に言いたくなるくらいのいい男でした!!!
弟くんにも一切なびかなかったし(笑)
最後の場面で「あなたが何より大事なんです」って。。。眞白じゃなくても惚れる!
第1話で怪しいぞ!?と思った私はなんて心が荒んでるんだ・・・って反省しましたヨ( ̄。 ̄;)
大地は最初から最後まで眞白大好き人間でした・・・
面白かったです。
感想まとめ
愛に飢えてた眞白が、大地と出会ったことで愛される事を知り、心も体もしっかり満たされていくお話だったと思います。
けっこうハードなお話かと思いきや・・・中身はピュア系。
ちょっとエロ場面が多いから読み手は選ぶとは思うのですが面白かったと思います。
弟くんが眞白に言われてすぐにへたっちゃったのにはあれれれれ???って思ったけれど、誰に何を言われるよりも大好きな真白に言われたことがこたえたんでしょうね。
洋一は・・・よくわかりませんでした笑
洋一みたいな攻との話じゃなくてほんとに良かった・・・とただそれだけです(^_^;)
気になる人は是非チェックしてみてくださいね。
エロは多めだし、けっこう酷くされる場面もあるので苦手な人は要注意。(と言ってもすっごく酷い描写ではないので大丈夫かな・・・?)
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