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佐久本あゆ

佐久本あゆ【壁越しの男】BLコミックス感想/小説家×ワケあり男子 隣人ラブなBL漫画

大好きな佐久本あゆさんの最新BLコミックス【壁越しの男】の感想・レビューになります。こちらは・・・表紙からちょっとエロさが漂ってきますね・・・。

佐久本あゆさんに関しては、けっこうピュアな読みやすい作品が多いのでこんな感じの表紙にびっくりしてしまいました。

中身もビッチ受であまり好みな感じではなかったのですが、攻になる小説家の先生との組み合わせがぴったりでステキでした。

作品は読みやすくて、ビッチなんだけれどもなんだか可愛いなって思ったりもして(≧∇≦*)

でも、やっぱりできればビッチ受じゃない方がいいなぁ・・・・完全な好みの問題です。

壁越しの男 作品紹介

壁越しの男

作者名佐久本あゆ
出版社/レーベル竹書房/バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日2018/6/15
藤雪の評価

電子書籍・試し読み

内容紹介/作品のポイント

隣の部屋に越してきた隣人の騒音に悩まされている小説家の東金。
夜な夜な聞こえてくる"男の喘ぎ声"のおかげで、仕事には集中できず、ストレスも日に日に溜まっていく始末。
憂さ晴らしにと、その隣人の男・世良をモデルに許可なく小説を執筆していたが、本人に知られてしまい、訴えない代わりにご飯を作れと頼まれた。
それ以降、世良が頻繁に部屋を訪れ懐かれてしまい――?

ポイント

  • 隣人BL(官能小説家×無邪気ビッチな男の子)
  • 一緒にいるうちに意識しあっていく2人にキュンとなる。
  • なかなか一線は越えないのでじれったさもある
  • 終盤の2人がくっつく場面がすごく好き。(キュンキュンする!)

注意ポイント

感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

フレンドライン

社の同僚で友人の深水に、自分がゲイであること、同棲中の彼氏の英治に暴力を振るわれていることをカミングアウトした宮森。
その帰り道、二人は英治にばったり会ってしまい、宮森は殴られそうになってしまう。それを深水が助けてくれ、そのまま家に泊めてくれる。
深水の言葉に甘える宮森だったが、じつは入社当初は彼に想いを寄せていて……。

【ネタバレ注意】壁越しの男 BLコミックス感想レビュー

隣人BLです。佐久本あゆさんの作品の中ではかなりのビッチ受な感じがします。

ビッチ受なんだけど、後半はすごく健気さがあってキュンとなる。。。。

すごく不思議。

最初は売り専の子と官能小説家かぁ・・・って思ってたけど、読み進めるとどうなるのこの二人!?いつ始まるの?とドキドキでした。。

攻と受

東金雪人(攻)


官能小説家・バツイチ

世良(受)


デリヘルで働いている。

隣人から気になる人へ

隣人BLなのですが、最初からお互いに気があったわけじゃありません。

デリヘルで働いているセラは部屋でよく男性と関係していたのですが、それが。。。お隣の東金に聞こえていたのですね。

この東金・・・小説家でセラをモデルにして小説を書きあげていてそれをセラが知るのですが、そこからどんどん仲良くなっていきます。

仲良くなっていくというかセラが懐いていったというのが正しいかも。

東金はクールであまり表情に出さない人なので余計に何を考えているのかわからない。

その分、セラがすごく表情豊かなのがみどころかもしれません。

ネコみたいなセラがどんどん可愛く思えてきます。

お互いに気になる人にはなっていっているのだなぁというのが読みながらわかるのですが、発展は・・・なかなかしなくてじれったいです。

ビッチ受だから読みにくさも

私がわりとビッチ受が苦手で。でもセラがかわいいから最後まで読めたのだと思う。

ただ・・・・東金と関係を持つまでに色々な人と関係を持つので・・・そこのシーンが少しモヤ。

なんか押しに弱いのかなぁ・・・とか思ってしまいました。

マネージャーという人と他の人の3Pとか・・・読みたくなかったかも( 。-_-。)あの場面はすごく切ない。

本人はどうして経営者の腹違いの弟なのに、そんな仕事をしてしまっているのかとか・・・

本人はどう思ってたのかな?とかそういうのも知りたかったのですけどさらっとしか描かれてなかったので残念。

ただ、さらっとしか描いてなかったからライトに読めたというのは逆に良かったかもしれません。

あまりドロドロのは苦手ですので・・・・。

健気なネコ

セラって、すごくネコみたい☆

急にやってきたりいなくなったり。。。。でも、好きになった人には健気なんだろうなぁ~というのも伝わってきます。

東金は東金で、知らず知らずにセラを身近に感じていたのだろうなと思ったり。

食事を二人分無意識に用意してたりして(*^_^*)

それに、色々とセラの事を聞きたがったりもしてたの。

でも何せ無表情でよくわからない先生だから。。。先生の本当の気持ち自体は・・・最後の最後のセリフまでわからなかった( ̄。 ̄;)

無表情だからこそ、独占欲のあるセリフが生きるのかもしれませんけどね。

東金に求められてすっごく嬉しそうな顔をするセラも可愛かった♥あの顔は最高でした。

壁越しの男と新しい家

壁越しの男って先生の小説のタイトルだったんですね!

それはセラをモデルにした小説(*^_^*)

ラストは隣人から同居人になっていて、新しい家に引っ越ししています。

昔住んでた家のようで(別れる前に住んでたところ)、セラと一緒だったから戻ってこようと思えたのかなぁと。

上書き☆確かにセラならしてくれそう(*^_^*)

ビッチ受だけど健気くんだから・・・これからは東金のために尽くしそうですよね!

感想まとめ

最初読み始めは苦手な感じかな・・・( ̄。 ̄;)と思っていたのですが、やっぱり佐久本あゆさんの絵が大好きなのですよ。。。

そして読み進めるうちにセラが可愛く思えてきて。

ちょっと途中は読みたくないな~ってシーンはあったり、御家関係に関してはちょっとわかり辛かったりもしたのですがラストの心を通わせるシーンがあるからまぁいいか!となりました。

描き下ろしも甘々でしたね。なんだかんだで・・・先生はセラに翻弄されそう(*^_^*)

翻弄されそうだけれど、セラが先生大好きだからうまくやっていくのだろうなぁ~と思ってほっこりしました。

ラストまでしっかり読むととてもかわいらしい作品だったなぁと思います。

作品の評価

ストーリー
胸キュン
切ない
エロ

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