絵津鼓『IN THE APARTMENT』BL漫画感想。好きっていうよりいとしい。

絵津鼓 IN THE APERTMENT

絵津鼓さんの作品で、少し前に『続・IN THE APARTMENT』が発売されたんですよね。雑誌掲載の時から追っていたのですが、この続が大好きなので今回IN THE APARTMENTの感想を書くことにしました。

このIN THE APARTMENTを読むにあたっては・・・補足的になるのですが、『モアザンワーズ』が深く関わってきます。ただねぇ~・・・・こちらは読む人を選ぶ気がするんですよね(T^T)

どちらかというと、ワタシは読んでモヤモヤしてしまったクチですので・・・これは読んだ方がいいよ~!とは声を大きくして言えない。でも妹尾の苦悩というかトラウマを理解する上では必要なエピだとも思っています。本編でもガッツリ関わってきますからね( 。-_-。)

でもねぇ、やっぱりこのIN THE APARTMENTの中で『お前ら夫婦やねんなぁ』のセリフを読んだ時はグサグサきてしまいましたヨ( 。-_-。)だからこそなのですが、続・IN THE APARTMENTがあって本当にヨカッタ!!!と思えるのかも知れない。

 

IN THE APARTMENT/作品内容&登場人物

「好きっていうより いとしい」ある日の朝、小学生のときの同級生・杉本と妹尾は再会した。
偶然同じアパートに住んでいたふたりの間に生まれる交流。大人になった妹尾はつかみどころがなくて、まるで猫みたい。
そんな妹尾を杉本はなぜだか放っておけなくて……

杉本朝人です。すぎもんと呼ばれています。
妹尾です。女と子供が苦手。こう見えて過去にけっこうなトラウマを持っています。
IN THE APARTMENTの感想は以下より。ネタバレ含みます。

IN THE APARTMENTのみどころ・気になるところピックアップ

感想をかくにあたって、はじめに言っておきたいことがあります。これは必ず!!!必ず『続・IN THE APARTMENT』も読んで欲しい。この巻は微妙なところで終わっていると個人的には思うんですヨね。

それより更に関係が深まったのが続に描かれていますので絶対読んで欲しい・・・。

確かにIN THE APARTMENTも面白いんです。それでも続があるからこそ、こちらの作品が光る気がするんですよね。

もし、続がなくこのIN THE APARTMENTだけだったら・・・もっと評価は違ったかもしれないと思ったりもします。

もどかしいんですけどね。徐々に徐々に気持ちが向かい合っていく姿にキュンとなる作品。

『好きっていうよりいとしい』まさにコレ。

近くにいて甘えられる相手だったり、優しくできる相手だったり・・・それぞれが必要だと思える相手なのだろうと読みながら思いました。

それぞれが抱える過去

妹尾の過去は、ちょっと出てくるし既出の『モアザンワーズ』を読めばすぐわかるのですが・・・杉本もまた過去というか家庭環境による傷を抱えています。

妹尾だけが前に進めないのではなく、杉本もまた同様なのですね。

そんな2人が一緒にいることで少しでも前に進んでいこうとする姿はとっても良かった。

好きとかそういうのをすっ飛ばして身体の関係をもってしまった2人ではあるけれど、こういうBLもあるのだろうなと思った作品でもあります。

ただ・・・杉本も妹尾も恋愛面での本当の気持ちはIN THE APARTMENTの中では見えにくいかな~と思ったりもします。

モアザンワーズの簡単な説明がさらっとある

世間て狭いよね・・・的なところがあるのですが・・・。杉本のお願いしているカットモデルが実は妹尾のトラウマになっている片割れさんなんです。彼女は妹尾の幼なじみで結婚しているのですが、その旦那が妹尾の元カレ。

元カレと幼なじみさんがどうして結婚したか・・・というのがこのモアザンワーズの中で描かれています。

こういう展開はワタシは好きではありません。

でもね、作中で「そんときは必死で3人ともそれしか考えられなかった」と言っています。いやぁ・・・でもそれは個人的にはない・・・(~_~;)

でも美枝子ちゃんの行動も責められないのだろうと思います。どちらかというとねここだけの話・・・永慈にイライラする~笑

ここも本当に複雑なのですよね。3人の関係・・・そして恋人同士が男の子たちというのがね・・・。
でも結局美枝子ちゃんが妊娠をして関係が崩れ去っていってしまったというのも何というかツライ展開ではありました( 。-_-。)

美枝子ちゃんがいい子なだけにモヤモヤが半端なかったです。

いやぁ~BL作品にとって女の子・結婚・子供は避けたい問題。それを全部入れてきましたからね~。でもこのモアザンワーズはBL漫画作品ではないんですよね。それで納得しました。

とてももやっとした作品ではあるけれどこれがあったから妹尾は杉本と出会ったし、好きになれて幸せになったと思ったら悪くはないですね(*^_^*)

このモアザンワーズの内容をさらっと作中で妹尾が話しているのでじっくり読んで見てくださいね。

辛いときに支えてくれる人

ツライ過去を持つ妹尾。彼は杉本の言葉だったり存在があってトラウマの2人に会おうとします。

2人が帰ったあとの妹尾の涙にはなんだがぎゅっとなりました。

でも、妹尾が辛いときに抱きしめてくれる人がいる。

「偉かった 偉かったな」

と言ってくれる人がいる。そういう人がいるだけで前に進む原動力になるのだろうと思いました。

そして、そういう妹尾の行動を見て杉本もまた今まで避けてきた問題に向き合おうとします。

ほっとしたとき、何かあったとき・・・一緒にいたい人は誰か。

この2人はそんな相手なのだろうなぁと思いました(*^_^*)

IN THE APARTMENT感想まとめ

続があるというのを知っているから言えるのですが・・・・やはりIN THE APARTMENTだけでは物足りなさは残っただろうなぁと思います。

でも、妹尾のトラウマがちょっと解決したのかな?と思いました。

2人の気持ちはまだまだ恋愛要素は控えめなのが気になりますが、お互い大切な存在になったのではないかなと思うので読後感も悪くなかったです。

でもやはりモアザンワーズの2人が出てきた時には胸が苦しくなってしまいました。。。

妹尾は2人に負けないくらい幸せになって欲しい。そう思いながらこの1冊を読み終えました。

IN THE APARTMENT電子書籍情報

 

IN THE APARTMENTシリーズの紹介

 

スポンサードリンク