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さちも

さちも『Flaver』BL漫画感想 クズ攻×ゲス攻が面白い!

2017-05-22

さちもさんは『かしこまりました、デスティニー』を読んですごくハマってしまった作家さんです。出ている作品はすべて読んだのですが、単話配信だったこの作品がコミックスになったので紙で購入してみました。コミックスとしてはやや薄め。でも描き下ろしがすごくヨカッタので作品としての満足度は高かったです♪単話で購入するよりもコミックス推奨作品かなと思います。

Flaver 作品内容

クズ(攻め)×ゲス(攻め)

下條はなんでも思い通りになる人生を心底つまらなく感じている。
刺激を探し続け、ついにはエリート街道から外れ、ヤクザまがいのゲスへと堕ちていた。それでも、人生はイージーゲームで進んでいく。
そんなある日、ひとりの汚いクズ男を見つける。それは、かつて青春時代にたった一度だけ下條へ敗北感を与えた男、久瀬だった。
落ちぶれた久瀬の姿に下條は苛立つ──お前を堕とすのは、俺の筈だった──
不愉快さと懐かしさで複雑に絡まる気持ちをよそに、下條の口からぽろりと言葉がこぼれる。
「金ならくれてやるから、俺に飼われるか?」
インテリヤクザなゲス男とホームレスでヒモなクズ男、ふたりの人生が再び交わった時、未来はどこへと繋がっていくのか……
青春時代に止まった世界へ新たな轍が刻まれ始める!

①攻×攻だけどリバはない!と思ってた・・・
②ライバルだけど想い人
③本当はお互いに大好きすぎる!!!

今回紹介する「Flaver」はこちらの作品

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Flaver (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

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Flaver (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

2017/4/1

アマゾン詳細

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ストーリー★★★★☆
エロ★★★☆☆
満足度★★★★★
テイストダーク・だけどキュン

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注意ポイント

Flaverコミックス版の感想は以下より。ネタバレ含みます

Flaverはここに注目して読みました

単話配信で読んでいたのですが、単話だとイマイチ入り込めなかったこちらの作品。

1巻通して読むとどうなのかしら?と思い集中して読みました。これがね、台詞に注目して読んでみるとあ~そういうことか・・と思う場面がけっこうあります。

2人は高校の同級生。

2人だけの秘密があってライバルと言いながら2人はとても惹かれているのがわかります。

でもあることがきっかけで2人はバラバラに。

そんな彼らが再会したとき・・・・。

高校時代の場面とうまくリンクしながら昔に置いて気持ちを取り戻して行くようなそんなストーリー展開は注目!

そして2人の仕事に関しても注目しておいてくださいね。

意外な連携プレーには驚かされたものの、あ~!!!って何度も読むと思うかと。

同類だからこそ惹かれあう

作中にクズだのゲスだのとお互いのコトを言っているのですが、2人の求めている刺激というのが2人にしか与えたり得られないモノなんですよね。

それは、2人がお互いに求めているのは結局は刺激もそうなのだけれど「存在」なのだと思います。

それはきっと他の人ではダメなのよね。

「目」だったり「しぐさ」だったり「話し方」だったりそういうのも含め「人」としてクズだのゲスだの言いながら惹かれあってるの。

2人とも確かに身体関係はだらしないんだけど(笑)

最後まで読むとけっこう歪んだ一途愛だったりもします。身体の関係があってからは2人ともその人だけのような雰囲気なのも個人的いはイイと思います。

セリフや行動は伏線がいっぱい

この作品、一読した時はうまく入り込めなかったのですが、それがどうしてか・・・と考えてみたんですよね。

何度も読むと、セリフと行動が繋がっていくんです。「あ!!そういうこと!?」と。

あとは現在と過去がいったりきたりで進行していくので、過去のセリフも注目して読むと良いと思います。

「鼻が反応した」

これもね事件絡みというのはもちろんなんですけど、過去に「下條くんが悪いコトしてると鼻が反応する」ってあるんです。

だから叩いても何も出てこない山本組に関しても、下條が写真に写ってるから余計に鼻が反応したのかな!とか想像できますよね。

そう思うと、最初に出会ったのも全くの偶然ではなかったということになります。

おそらく、下條がどういう状況でどんな感じだと自分を助けるとか家に連れて行くとかそういうのも全部計算していたのではないかと思いますヨ!

そして下條が関係していた組に「山本組」というのがあるのですがこれは実は久瀬の父親が関係していた組なんですね。

市長だった久瀬の父親は山本組と関係していたとされ、結局自殺。それから久瀬家は一家離散してしまいます。。

2人ともこれでバラバラになってしまうんですね。。。

そして再会したときは2人ともその「山本組」に関係していたんです。

ひとりは警察として、ひとりは闇の世界に生きるものとして。

そしてこっそりと下條から情報を収集しようとしていた久瀬は決定的な証拠を見つけます。(これもね、下條がわざと置いていったんですよね)

やっと、山本組を取り締まることに成功した久瀬。

そんな久瀬の活躍を知って「敵討ちおめでとう?」と言っているを読んだ時、もしかして下條はそれが目的で山本組に近づいたのではないかなと思ったりもしました。

お前はまた俺を見つけてくれるかー?

これがきっと下條の本心だったのだろうと。

だから2人が再会したのは偶然なんかではなく、2人の気持ちが積み重なって引き寄せたものだと思うんですヨね。

もう一度会ったら離さないし、離れない・・・そんな2人の気持ちがすごく伝わってくるようでした。

実はひそかにリバだった

絵ではリバはちょろっとしか描かれていなかったのですが、リバなしと書いたのに実はリバ・・・あったようです!?

でもまぁここは、もうコレカラ先はリバ展開ないと思います(笑)

番外編のキスの件は・・・なんか久瀬がかわいく思えました。きっと、高校生の時の久瀬は一度拒否されたことに実は傷ついてたんじゃないのかしら?って思えるほどです。

そして・・・最後の描き下ろしがね、下條視点なのですがもうね・・・イイ!!!キュンキュンします。

攻なのに好きな人には受になるっていうの大好き。

あんなにツンツンしてるのに久瀬のこと大好きすぎるでしょー(≧∇≦*)ってなります。

ヤリチン久瀬ももう下條以外は考えられなさそうですしね。本当に欲しいものが手に入った2人は実はすごくラブラブだったりします。

2人の「大好き」って気持ちがすごく伝わってきてこの描き下ろしはすごく好き!

だから単話だとこの描き下ろしがないのでぜひコミックス版で読んで欲しい!!!って思います。

ちょっとクスっとなったあとがき

実は、あとがきを読んでおぉ~と思ったことがありました。

今回クズ・ゲスよく出てくるなぁって思ってたんです。そして何度も「あれ?どっちっがクズでどっちがゲスだったかしら???」って何度も確かめました。

このあとがき先に読んでたらわかりやすかったのに!!!と。

今回、クズ・ゲス良く出てくるので先生もその辺わかりやすく名前を決められたようです(*^_^*)

・クズ⇒クゼ⇒久瀬

・ゲス⇒下衆⇒下條(下しかあってませんが)

ちょっとコレを知っておくだけで混乱しないかと思います。

Flaver 感想まとめ

あとがきを読むともともと3話分の電子配信でというお話で描かれた作品のようです。3話で色々と収めるのはすごく大変かと思うのですがうまく過去と現在を使っていてとても面白かったなぁと思います。

わかりにくいセリフなどは、高校生の時にわりと答え合わせな感じで描かれていることが多いのでぜひ注目して読んで見て下さいね。

攻め×攻めは私も大好きなのですが・・・何よりもさちも先生リバ好きなようで私も好きです!!!って心の中で叫んでました。

大好きな人のためには受でも受け入れられる展開好きなのですよね。

そして、私はここのカプはリバはもうなさそうって書きましたがあとがきには「最終的に7:3の割合で下條攻めの日が・・・」と書かれててえぇ~~~~~~!!!って思いました(〃・ω・〃)そ・・・想像して楽しもう!!!

久瀬が下條に開発されていくのも楽しそうです。

かしこまりました、デスティニー」とがガラリと印象の違うこちらの作品ですが惹かれあうモノはオメガバースと同じくらいの何かを持ってた2人だと思います。とてもおもしろかったです。

気になる人は是非!

Flaver 電子書籍

※6/1~配信開始!
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Flaver (H&C Comics ihr HertZシリーズ)さちも

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※Renta!先行配信が濃厚です。

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