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ひなこ

Blue Lust3巻ーひなこ BL漫画感想/奏真・隼人・昇の笑顔にぎゅっとなった完結巻!

ひなこさんのBlue Lust3巻の感想です。雑誌でも追ってきたこの作品・・・終わってしまいましたね。2014年~連載していたようで3年間の連載本当にお疲れ様でしたと先生にお伝えしたいです。書籍のなかにハガキもあったし、手紙も書こうと思います。

描き下ろしで昇を描いてくださったこと、すごく嬉しくて。彼にも幸せになって欲しいから私はスピンオフで読みたいのですけどね。

昇好きさんがもしいらっしゃったら、、、是非そういった旨を手紙や編集さん宛に書いて欲しい!というのも、続編やらスピンオフ等は読者の声が反映されたりするのですヨ。。。

昇にも幸せになってもらいたいと思いませんか???(T^T)今回の描き下ろしでは。。。ちょっとイイ感じの子が出てきてたので本当に読みたいです!

挨拶遅れました、こんにちは!昨日は生イサク先生を拝見することができ若干興奮して眠れなかった藤雪です。

そして!ツイッターはじめました。プロフィールにある藤雪・SNOWのイラストがアイコンになっているので興味のある方は是非探してみて下さい。

ちなみに、まだ「はじめました」しかツイートしておりません笑

Blue Lust3巻の作品紹介

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作者名ひなこ
出版社/レーベルロンティアワークス/ダリアコミックス
発売日2017/10/21
紙書籍アマゾン詳細

満足度★★★★★★(6個笑)

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内容紹介・あらすじ

今までの時間があるから 君を好きになった――

過去を打ち明け奏真に拒絶された隼人だが、自分の罪と向き合い、まっすぐな想いを奏真に伝え続ける。
しかし奏真は、隼人が過去傷つけた親友が昇だったと知り、隼人から離れることを決めて――。
青く、痛々しいほど真っ直ぐな恋、感動の完結!
ふたりと、昇のその後のエピソードも描き下ろしで収録。

Blue Lust これまでのおはなし

こちらは1巻、2巻の感想を参考にしてみてください(*^_^*)
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感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

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1話試し読み

Blue Lust3巻 ネタバレあり感想

すごく良かったです。傷ついて、立ち止まってしまった彼らがまた前を向いていく。そんなストーリーだったと思います。

3巻はね、中盤まで本当に切ない。上手くいかない負の連鎖っていうのかしら?そういうのが絡み合って本当にもやっと展開でした。

だけど・・・1人でも前を向いている子がいたらその子に引っ張られていくんですよね。

奏真の悩みもわかるし、どう収まるのだろう?と不安でしたがうまくまとめてきましたね!さすがはひなこさんです。

そして・・・描き下ろしで昇登場ですごくじわりと来ちゃいました・・・。昇の笑顔最高でしたね!

最後は3人とも笑ってて良かったです。昇にもきっと彼だけを見て幸せにしてくれる人が居る!そう思えただけで本当に嬉しかった・・・。

奏真と昇

隼人に好きだと言われて、相談する相手もなかった奏真は・・・昇に相談するんですね。

隼人が自分を通して他の誰かを見てると思っている奏真でしたが、その「誰か」が昇だと知り更にどん底に・・・。

奏真の中で散らばってたピースがひとつに繋がっていきます。

自分と誰かを重ねているだけだと思っている奏真は、きっと昇に相談することで自分の中の不信感みたいなものを払拭したいと思ってたはずなんですよね。

でも、目の前の昇がその相手だと知ってどれほどショックだったろう。

奏真もまた、ゲイだということがバレて転校した人だから昇の気持ちの方が近いんですよね。

だからそんな昇に隼人のことを「恨んでる」って言われたら・・・気持ちの行き場がなくなってしまったのかなって思ってしまいました。

奏真にとったら昇も大切な友人。だからこそ、奏真は隼人を選ぶことなどできなくなってしまったんだろうなぁと。

悲しいですね。なにか自分なりの答えを見つけたくて相談しに行ったのにさらに衝撃の事実を知らされて・・・。

でも昇は嫌な子じゃないから別に奏真と隼人を引き離したくて話した訳ではないんですよ・・・。

あの時質問されて、本心を語っただけで。

ちゃんとあの時の自分と奏真は違うって言っています。

それに・・・奏真の事が気になって隼人に連絡したりしているし、本当にいい子なんです(T^T)

ひなこさんのストーリー展開が上手いなって思うのは、この作品切なさがすごいけど、誰一人嫌な子が出てこないってところですよね。

見る人から見たら、昇に酷いことをした隼人は嫌な奴に思えるかもしれませんが・・・中学生で幼いんです。

それは後に昇もちゃんと理解しています。「同学年のなかであいつが人一倍幼くて良くも悪くも素直だ」って・・・。

昇も隼人の事を恨んでたと言ってたけど、ちゃんと奏真の友人として隼人に会い、恨みを表に出さずに自分の中でなんとか闘って強い子だと思う。

昇は、心に傷を負っているけど・・・ちゃんとそれを自分なりに理解して自分のあの時の足らなかったところもちゃんと納得して前を向いているなと感じたのですよね・・・

逆に・・・良い雰囲気で隼人との関係を築き上げてきたかと思ってた奏真の方が・・・ガラガラをなにかが崩れ落ちてしまった気がしました。

昇と隼人

「もう俺たちも あの頃のままのガキじゃねぇよな」

ココの場面が私は一番印象深い。

恨んで恨んで・・・本当はもう会いたくない人物だったはずだけど、友人のことが心配で会いに来たのですよ昇は。。。。

そしてそれには「何の意味があるのか」と考えてたと。

加害者と被害者みたいなくくりになっちゃうけど・・・2人ともがちゃんと気持ちを話す事ができて歩み寄れたんじゃないかなって思いました。

もちろん、昇の傷は深いです。

だけど、「恨み」だけで生きていないんですよね昇は。昇自身も隼人と会って隼人の謝罪を聞いてちょっとだけ心の中にある黒いものが溶けたのではないかと。。。

好きだと思ったのはね、昇と隼人が過去のことを語りあった後に「ここからが本題だ」って話を変えるの。

ちゃんと前を向こうとしているのだなと。

隼人と会ったのは、自分のことではなく奏真のことでなんです。

友人を大切にできる昇のその姿になんだか感動してしまいましたヨ。

奏真の事を好きだと告白され、自分には向けてもらえなかった気持ちを奏真には持っているのに・・・

恨むどころかちゃんと隼人の背中を押してるの。それは何となく自分に向けてでもあるのだと思います。

これを読んで昇好きじゃないって人・・・そんなにいないと思う。むしろ昇株が急上昇でストップ高くらいになると思う。私はなりました!!!

なんて強い子なの!!!って。。。(T^T)

昇と会ったことで隼人もまたさらに奏真への気持ちを大きくして前に進もうと決心できたと思います。

奏真と隼人

さて・・・問題のこのカプですよね。本当に・・・・すっごくハラハラ展開でした。

隼人はもう奏真への気持ちに疑いはなくってまっすぐなのですが、奏真の方がそれを受け入れられない展開が続きます。

「気持ちは受け取れない」

断ってしまうのですね。他の誰か(自分と同じような性癖の人)を好きになればいい・・・そう思って大学生の人と知り合う奏真・・・。

でも隼人への気持ちは完全には消えません。

諦めようと思っても、隼人がまっすぐぶつかってくるから信じたい、でも信じられない・・・そんな葛藤で苦しみます。

大学生に迫られても・・・・隼人に感じている気持ちとは違うんですよね。

次会った時に身体の関係を持とうと暗に言われた奏真でしたが、やはり暗かったですよね。テンションが低すぎる!

出かけようとしたとき、隼人が家を訪ねてくるのですが・・・「行かないで」っていう言葉に「じゃぁ 止めてみてよ・・」って。

本当は奏真自身も止めて欲しかったのではないかなと思いました。「止めてみてよ」じゃなくて「止めてよ」って私は変換しました・・・。

もやっと展開が続いてたから、このときのチューは本当にぎゅ~~~~ってなっちゃいました。

大学生には流されてる感あったけど、奏真って隼人だとグイグイくるでしょ???このキスだって奏真の手を見てたら全然違う!!!

やっぱり奏真には隼人しかいないのよ・・・ってこの場面見て思いました。

奏真は、隼人が自分を見ている先に他の人を見てると思っているけど、結局は自分の気持ち次第なのですよね。

信じたい、でも信じられないっていう気持ちじゃなくって「信じる」って思えなきゃきっとここで奏真が隼人とくっついてもだめだった気がします。

隼人の頑張りで少しずつ信じられるって思えたから奏真の気持ちがきっと動いたんですよね。

「隼人じゃなきゃ嫌なんだ」

この言葉が全てだと思いました。

同じ性癖の人と出会って無条件で受け入れてもらいたいって思ってたけど、それだけで好きになれるものではないんです。

実際、大学生の人には「好きになれたらいいのに」なんですよね。気持ちが動かないんですヨ・・・。

隼人に関しては諦めなきゃって思っても結局好きだと実感してしまう。。。すごくそれが伝わってくるような展開でした。

なんだかんだあってやっと・・・2人がくっついたとき奏真が「気持ちがとまらなくなっちゃった・・・」って泣いてるシーンがあるのですがずっと気持ちにブレーキをかけて必死で抵抗してたのかなって・・・切なくなりました。

でも隼人とやっと結ばれて・・・今までのことがあるからほっとした気持ちがすごく大きかったです。

奏真と隼人、最後の2人の笑顔も良かった・・・。

描き下ろし

描き下ろしがほんとに大満足!もっともっと読みたい。

2つのストーリーが描かれていました。

昇視点、そして7年後の奏真と隼人・・・。どちらもぎゅっとなってきゅんとなるようなそんなストーリー。

昇の事を大切に思って好きでいてくれる人が近くにいるんですね(≧∇≦*)

まさか晴生は攻!?!?って期待しちゃいましたヨ。

中学生と高校生だからちょこっと年の差はあるけれど、ここは本当に成就してほしい!晴生ガンバレ!!!

昇の最後の笑顔・・・じわりときちゃいました。

7年後の2人はね・・・これはぜひコミックスで読んで!!!すっごく好きです。

隼人のエロさに磨きがぁ~!

奏真は相変わらずふわっとしててすごく素敵でした。(髪の毛ボサボサだけど笑)

すっごく読後感良かったです。もう少し読んでたい・・・って思いました。

雑誌とコミックスの違い

なんとなくニュアンスが違う???って思った箇所があったので雑誌をひっぱり出して見てみました。

たった少しの修正ですごく辻褄があう会話になっててびっくりしました。

いくつか細かなセリフの修正はあったかと思うけれど、一番おぉ~!!!って思ったのは隼人と奏真の会話。

「受け入れられない」って奏真が隼人に言ったとき、隼人が「・・それが俺じゃ駄目ってこと・・・?」って聞くシーンがあります。

このとき雑誌では奏真は「・・・昇のことを考えたらムリだよ」って答えています。

実はね、すんなり読んでたこの箇所なのですが、この時点で実は隼人は昇が中学の時の親友だったなんてひとことも奏真には言っていないからちょっとおかしなセリフになるんですよね。

唐突になぜ昇が出てきたの???って。

ここがコミックスでは

「隼人が話してた中学の時の親友が昇だって 本人から聞いた」「昇のことを考えたらムリだよ・・」に変更になってました。

うん、無駄なくすんなりと話が合いますよね。たった1文、されど1文・・・こういうのをちゃんと考えてひなこさん追加されててすごいなって思いました!

雑誌から読んでるとコミックスになった時にどこが加わったんだろう~?とか変更あったりするところを見つけるのもすごく面白かったりします!

雑誌派さんの醍醐味かもしれません( ´艸`)コミックス作業ってすごく細かなところまでチェックされているんでしょね!スゴイです。

Blue Lust3巻 感想まとめ

本当に感動の最終巻だったと思います!

過程を読むと、2人の今までの時間があるから気持ちが通い合ってずっと一緒にいれるような関係になったのだと思えます。

途中本当に切なくて・・休載もあったりでハラハラが続きましたが、本当に素晴らしかった・・・。

ひなこ先生、本当にお疲れ様でした(T^T)

こういうシリアスな作品はけっこう作家さんもキャラが動かしにくくて、さらにセンシティブな題材だから色々と苦労されたかと思います。

でもね、昇もちゃんと前を向いて幸せになれそう!?って思うところまで描かれているんです!

これを評価しないわけないですよね。

できれば。。。昇のその先を読みたいのですが・・それはまた別のお話ということでBlue Lust3巻!!!素晴らしかったです。

電子配信はまだ未定ですが、是非電子派さんもチェックリストに入れておいて欲しい1冊です★

奏真・・・良かった本当に!!!

電子書籍

配信日未定。分かり次第お知らせします

Blue Lust コミックス

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