TATSUKIさんのBLコミックス【Mr.Jellyfish】の感想レビューになります。TATSUKIさんといえば、ワタクシ【八月の杜】が大好きでこれから応援していく!って思っていたのですが・・・
先生の事を調べいたときにもうBLは描かないだろうとおっしゃってて(´;ω;`)だからこの作品を新刊を調べていたときに見つけてどれだけ嬉しかったか!!!
本当に待ってました!!!な作品です。
Mr.Jellyfish 作品紹介
作者名 | TATSUKI |
出版社/レーベル | 東京漫画者/マーブルコミックス |
発売日 | 2018/4/13 |
藤雪の評価 |
内容紹介
高校を卒業したルーク。
たったひとりの友達・ラウの旅立ちが近づいて――大人と子どものあわいを生きる少年たちを、詩情あふれるタッチで描く表題作「Mr.Jellyfish」
明治を舞台に主家の跡取り息子と、その代々の家臣として奮闘する熱血少年の絆がおかしくも愛おしい「柿と豆腐」
ゲイの小説家がテーラーである義兄と密やかな情事を重ねる「オーダーメイド」ほか、商業未発表作品も収録。
作品のポイント
短編集
注意ポイント
【ネタバレ注意】Mr.Jellyfish 感想レビュー
久々に読みましたTATSUKIさん。
以前、他の作品ないかな~って調べてた時にもうBLは描かないかもみたいな事を書かれていてショックをうけた記憶があるので・・・
今回のコミックスはとても嬉しかったです。と思ったら・・・・もしかしたらこれは昔の作品?なのかな・・・・と思ってしまいました。
商業未発表作品もあるけれど、商業で掲載されたのは2012年のものですしね・・・ちょっとよくわからないですが・・・・今もBL描いてくれてたら嬉しいなぁと思うばかりです。
短編集ですが、相変わらずの雰囲気。味がありますね。
さすがです。
もう少し読みたいなという作品はあるものの・・・余韻があるのが短編集のいいところでもあるのでぐっと我慢。
今回は短編集だったのでその中でも好きな作品についての感想を♪
柿と豆腐
かわいいお話でした。短編でもわりと長かったと思います。
幼なじみの子の・・・BLまではまだいってないかな!?というくらいで終わっているのですが・・・
多分この二人はずっとお互いが必要だろうなぁ~と思うような展開でした。
もう少しだけ・・・ラブのほうも突っ込んでくれたら嬉しかったけど、将之介と虎雄・・・なかなかいい感じでした。
全然どっちが攻め受けとかもわからないくらいですが、個人的には虎雄受で・・・・って想像してました(⌒∇⌒)
将之介は豆腐って言ってたけど、あれはきっと虎雄限定なのかなぁ~って思います。
現在は強いし虎雄のほうがズレてる感はあるけど、この二人は一緒が一番いいなと思えたのですごく面白かったです。
ちょこっと時代が古いのも好みでした。
オーダーメイド
まず読んだとき・・・
ちょ・・・この二人どうなったの!?って思いました。
すごい設定なの。
義兄×弟。
お姉さんのパートナーと出来ちゃったというお話なのですけど・・・お姉さんが勝手ですよね。
自分も遊んでいるのに、相手が自分から離れるのはイヤ。
義兄の心の隙間を埋めていったのは紛れもなく弟くんだと思うのですけど・・・
最初に会ったときから惹かれあってたのは二人ともですからね。
お姉さんにばれてどうなったのかな。
仮縫いはそのままにしておくからと言って最後は出来上がったスーツの絵があったから二人は手を取り合ったのだと思いたい。
とても余韻が残った作品でした。
シリアスめです。暗いけど、切ないけど・・・あったかさもある作品でした。
感想まとめ
ラストのBlue to blueはBLではあまりなかったかな。。。。双子ちゃんのどちらかと・・・とかも全くもってないですし、そこはなんとなくもったいなかったです。
お話はシリアス。シリアスだけれど双子ちゃんがいい味出してて。でも最後まで泣けなかったのね・・・としんみり。
BLに発展するまで読みたかったけれど、コンセプト的にこれは恋愛どうこうのお話ではなかったように思う。
余韻は相変わらずすごく残りました。
表題作についてはちょっと不思議なお話でしたね・・・・。。。。
感想を書いた作品は短編の中でもお気に入りのものなので、気になった人はぜひ。
もっとTATSUKIさんの作品読みたいなぁ・・・と思いました。
全体的にBL感はライト。
オーダーメイドはガッツリでしたけど、その他は匂う程度もしくは全くなしな感じです。
ガッツリ感があまりないほうが好みと言う人にはもってこいだと思いますヨ。