サガミワカさんの【ミスターグラビア】のBLコミックス感想です。こちらはマガジンビーボーイに連載していた作品。今回も紙書籍で購入しました。
電子もすでに配信されています★
帯の文言がとてもいいですね!【カッコいい男ほど抱きたい。】なかなか惹かれるひと言です(≧∇≦*)
作品のほうも期待を裏切らない内容!面白さ!とっても胸キュンでお気に入りの1冊です。
【ミスターグラビア】 作品紹介
作品内容
良い写真のためなら女の恋心も利用する五百蔵は、人付き合いに長けた玉城さえも翻弄する厄介な男。
そんな五百蔵が、突然玉城へカメラを向けてきた!
シャッターの音と絡みつく視線で口説かれ、熱くなっていく身体。煽られた玉城は――!?
「俺 あんたのこと抱きたいかも」
「じゃあ抱かれるのは?」
人たらしカメラマン×世渡り上手な漫画編集者、恋愛上級者な攻属性同士の駆け引き
ポイント
- ゲイ×ノンケでどちらも抱きたい願望あり
- リバかと思いきや、攻受は固定(*^_^*)
- 大人な恋だけど一途で胸キュン要素あり。
- モヤモヤ感少なく読みやすいし初心者も安心な王道ストーリー。
注意ポイント
【ネタバレ注意】ミスターグラビア 感想
面白かったです。わりとあっさり目にお話は進行するのですごく読みやすい。ドロドロ感もないし、うわぁ( ̄。 ̄;)ってところもない。
なので初心者さんにも安心して読めるテイストではないかなと思います。あっさり読めるのでそこにもの足りなさを感じる人はいるかもしれませんが、一途でちょっと嫉妬心もあり焦燥感もあり・・・個人的にはとても楽しめました。
ゲイ×ノンケという組み合わせでノンケ受が性格的にも男前でなかなか( *• ̀ω•́ )b グッ☆
ここのカプはリバでも面白そう。そうなりそうかな!?というセリフはあるものの・・・どうなのでしょうね★
カメラマン×編集者 攻属性同士という設定
『そのカメラマンに撮られた女の子はみんな彼に恋をするらしい』
そんなモノローグから始まるこの作品。そのカメラマンというのが五百蔵(いおろい)という若きカメラマン。
あご髭が特徴のイケメンカメラマンです。
そして彼の相手になるのがマンガ編集者の玉城(たまき)です。この玉城もすごくイケメンで眼鏡をかけています。
どちらかというと玉城のほうが色っぽさはありますね(≧∇≦*)
実はこの玉城も・・・五百蔵に写真を撮られているんです。そう考えると冒頭のモノローグが生きてくるのですよね(*^_^*)
ノンケではあるのですが、最初に気にしはじめたのは玉城のほう。そう最初は思っていました。
実際、描写的には玉城が意識している描写が多くあるので。ちょっと一緒にドキドキ♪
でも実はね、、、五百蔵はずっと昔から玉城のことが好きだったのですよ。
これはあとから出て来るのですが、一途愛。
前半はクールな顔してたのに・・・・その時の心の声とか読んでみたかったですね!!!
玉城の小悪魔感ある感じがまた良くて、二人がすごく惹かれあるシーンに萌え。
どうせノンケ攻だろうと思ってたのですが、五百蔵攻でいい意味で裏切られました。
といってもどちらが攻受でも萌えたと思います。いや・・・リバでもよかったかも。攻属性な二人だからお互いの願望を満たしても面白かったかなぁ~と。
攻属性同士とあるけれど、一応は攻受決まっているのでリバいやだなぁという人も読めると思います。
リバ好きにとってはそこがちょっと物足りなさはあるのかもしれない。
あのガッチリした五百蔵さんが抱かれるというのも・・・・読んでみたい(●´∀`●)
恋人がノンケという不安
前半で恋人同士になった二人。中盤はモテる玉城に対して五百蔵が悶々とします。
ずっと想っていた人はノンケでまさか恋人同士になれるとは思ってもいなかったでしょうし、ちょっと玉城が軽い感じがするのですよね。
そこも五百蔵は気になっているようで。
男同士で付き合うというのもノンケであればちょっと考えそうなものではあるのですが、玉城が軽いノリみたいなので「やっぱちゃんと付き合おうか」と言うからそれがひっかかるのですよね。
どうしてそんなにあっさりと決めることができるのだろう?って。そんなに簡単な事ではないはずなのに。
そしてある女優さんが関わってきます。
彼女は玉城と仲がいいようで、、、週刊誌にも撮られてしまいます。
この時は彼女のマネージャーも一緒にいたので、二人でいるところをたまたま撮られただけのようです。が・・・・実はね、玉城はこのあとこの女性とずっと一緒にいたことがわかります。
その理由を言わない玉城を疑ってしまう五百蔵。
疑われたら「俺ってそんなに信用ないんだ」と寂しそうな顔をして「俺がゲイじゃないから信じられないってことじゃないの?」と。
疑われたくないなら理由言えばいいのにと思ったのですが・・・この辺りは事情があったみたいです。それは終盤で玉城が話しています。
どうしてもできなかった
ちょっと微妙な空気になった二人。仕事でも衝突してしまいます。
変な絡み方するのはお互い様ですけど・・・その事を二人でまた言い合いしはじめて。
その時に「ひとつ確認するけど」と玉城が話しを切り出します。
まだ付き合ってるってことでいいの?と。これに対し五百蔵は「別れたくない ていうか・・・できない」と答えます。
最初に好きになったときも、玉城がノンケであるというのは知っていて絶望的に望みは薄かったのに諦めることができなかったと話します。
付き合い始めてやはりゲイ・ノンケはうまくいかないかもと思ってもやっぱり諦められないと。
こういうのが恋よね・・・と思いました。頭ではダメかも諦めなければいけないかもと思っていても、好きになるのって理屈じゃない。
諦めるのも嫌いになるのも理屈じゃないし、人の気持ちっていうのはどうしようもないところってありますよね。
自分の想いを告白した五百蔵に玉城は・・・・欲情してました(≧∇≦*)
ワタクシ・・・五百蔵のセリフですごく好きなセリフがあるの。
例の女優とどうして一緒にいたかというのを五百蔵に話す玉城。
大事な女優さんの秘密を守るために五百蔵には言えなかったのだと言います。
真面目に秘密を守ろうとする玉城はかっこよすぎて怒れないと五百蔵が言うと、「ホレ直した?」と玉城が聞くの。
そしたらね、五百蔵は「それはないかなぁ」って。なぜかというと「もうずっと好きだから」って。
このセリフと五百蔵の顔にキュンですよ!!!
とってもこのシーン好きです。
感想まとめ
面白かったです。この二人ならリバになっても文句は言えまい。
むしろ玉城のほうが性格的にはグイグイの男前な感じで、五百蔵のほうがちょっとおとなしめな印象。
まぁだからこその五百蔵×玉城が萌えるというのもあるのですが(*^_^*)
五百蔵の一途さにはキュンキュンさせられ、とても楽しくよみました。
もっと読みたかったです★