倉橋トモ

My殿堂入りBL【いつか恋になるまで 上巻】倉橋トモ/コミックス感想-甘酸っぱい胸キュン幼なじみBL

2019-10-13

こんばんはスノウ@藤雪です。倉橋トモさんの【いつか恋になるまで 上巻】の感想を今日は書いていこうと思います。こちらはバラ配信でも読んでいたのですが、紙で上下巻購入。

描き下ろしあればいいなぁと思って読んだ作品ではあったのですが・・・描き下ろしはなかったです。個人的には描き下ろしはなくても仕方ないかなと思ったりはするのですが(これは原稿料に含まれないと聞いた事があるので、先生のサービスらしいです。)

ただ・・・・あとがきはあってほしかったなぁ~って思いました。

先生からの言葉があったらそれだけで満足だったのにって。それもなかったのはちょっと残念だったかもしれません。でもそれはバラを読んでなかった人には関係ないお話。

ストーリーはむちゃくちゃ面白いし超オススメ作品です!

とにかく毎回胸キュン。3人の関係がすごく素敵で巴ちゃんが二人を見守ってきたのもよくわかってよかったです。

【作品名】 作品紹介

いつか恋になるまで 上

作者名倉橋トモ
出版社/レーベル竹書房/バンブーコミックス moment
発売日2019/9/30
藤雪の評価

作品内容

兄弟同然に育った千秋と和馬がそれを覚えたのは、中学3年のこと。
自慰に耽る千秋に気づいた和馬がもちかけたのが最初で、遊びの延長みたいなものだった。

少なくとも和馬にとっては。

だから和馬に彼女ができた時も、何でもない顔をした。

けれど無理をするほど気持ちのセーブは難しくなって、寂しそうな顔をする和馬に、余計に心はかき乱される。

そうして千秋は、ついに―――。

ポイント

  • 千秋→和馬がけっこう強い。
  • 成長過程の二人の変化が楽しい。
  • 恋人のいる和馬がどのように千秋を意識して好きになっていくか。
  • 幼なじみな二人だからこそ!がたくさんあってすごくいい。
  • 初心者向け・幼なじみ・一途ものが好きな人向け!

注意ポイント

感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

トモダチ以上のこと、シたい。

トモダチ以上のこと、シたい。2015/11/30

【ネタバレ注意】 いつか恋になるまで 上巻 感想

主な登場人物

千秋(攻)

温厚でふわっとしてる。部活はバレー部で密かにモテる。
和馬に想いを寄せている。

和馬(受)

高校に入って部活は辞めている。千秋から告白されるも一度は断った。

この上巻はね・・・ちょっと切なくて甘酸っぱい。だけど後半は胸キュンいっぱいでなんてかわいい二人なんだろう!?と感じてしまいます。

幼なじみがどのように意識し始めたのかとか・・・。昔から特別なところにいたのだろうけど、それをはっきり自覚する瞬間ってきっとあると思うのですよね。それが表現されていて、終始千秋目線で読んでしまいました。

というのも最初に自覚したのは千秋だったから。

二人とも抜きあいっこしたりと割と幼なじみでも仲良すぎ!ってところありますが、和馬には高校の時に彼女がいたし千秋はそっと見てるだけ。

それが変化したのは花火大会だったのかなと。

前髪を切ったら

千秋が巴ちゃんに前髪を切ってもらうシーンがあるのですが、このシーンがとても好きです。

(前髪を切ったら和真の顔がよく見えて 困った)

という千秋の心情があります。この時はっきりと千秋が自覚したのですよね。

前髪を切った千秋の目がきらきらしているの。このシーンにとてもキュンとなってしまいました。いつも一緒にいた幼なじみだから好きっていうのが当たり前で・・・

それが特別な好きと自覚したというのが上手い具合に表現されているなぁと。

前髪を切る前に、ちょっと意識するような出来事があったので、そこはぜひ読んでみて欲しいです。

恋も身体も成長中

成長過程の二人。千秋はどんどん背が伸びていき和馬を超していってしまいます。

上から見える和真のうなじとかそういうのにドキっとする千秋に・・・一緒になってキュンとなってしまいます。

でも。。。和馬には彼女ができていたのですね。

好きとか嫌いとかそういうのもよくわからない時期だったと思うけれど、告白されたから付き合ってみようかなということで付き合い始めた彼女。

それを千秋は(付き合って三ヶ月か)と数えているのがなんとも切ない。

女の子と自分ではスタートラインから違う、自分だって好きだと言ってみたいと(T^T)

千秋は和馬の事を好きだと自覚しているけれど、そこは特に何をするわけでもなく普段通りに接しているのですよね。

それが変化したのは花火大会。毎年3人で行ってるみたいです。

巴ちゃんからお誘いがあり、和馬も誘うということになったのですが・・・千秋は和馬と彼女が花火大会の約束をしているのを目撃してしまいます。

「巴 和馬は来ないと思う」そう巴ちゃんに電話で話したときの表情・・・ものすっごく切なくなってしまいました。

花火大会

千秋は巴ちゃんとその他数人と一緒に花火を見ることに。

和馬はもちろん彼女と。

いつも一緒に言ってたのに抜け駆けしてと怒る巴ちゃんですが、千秋の方はいたって冷静。

そんな千秋を見て巴ちゃんは言うの。

「千秋って物わかりいいよね 千秋はほんとにそれでいいのね?」って。

この言葉は千秋にグサっときたと思う。このときの千秋は・・・和馬の事に関しては目を背けるのにいっぱいだったから。

巴ちゃんの言葉を気にしながら花火大会に来た千秋ですが。。。ここでぼ~っとしてたら巴ちゃんたちとはぐれてしまいます。一緒にいた本條さんがまたはぐれそうだからと千秋に手を繋いで欲しいとお願いしてくるので・・・手をつなぎながら歩くと・・・

こういうときにばったり会っちゃうんですよね。会いたくない人に。

和馬とその彼女と。

千秋は会った瞬間・・・本條さんに謝ってどこかへ行ってしまうの。和馬は彼女といたのですが、やっぱり千秋が気になるから千秋を探しに行きます。

彼女を置いてでも行く・・・こういうところがたまらん!ってなります。

二人の秘密基地

探そうにも電話にも出ないしどこにいるのかわからない状態。

でも和馬は千秋が行きそうなところに心当たりがありました。

それは幼い頃できた二人の秘密基地。

(あそこしかねーか)

行ってみると、千秋はやっぱりそこにいました。和馬が来て驚いているのですが・・・ここで千秋は。。。

和馬にキスをして告白します。でも和馬の答えは・・そんなこと考えたこともなかったし千秋のことはそんな風には見れないという事。

ここでフラれてしまいます。

千秋は「うんわかってた」と和馬の返事を受け入れるのですが、ここから二人の関係が変化していきます。

二人のバランサー巴ちゃん

二人の関係になくてはならない人。それが巴ちゃんだと思います。

最初は・・・巴ちゃんとの三角関係かな!?なんて思ってたけどそんなこともなく。本当に二人の事をそっと見守って言うべきときに言う。

すごいな彼女・・・と読みながら思ったものです。

巴ちゃんの言葉に動かされることもけっこうあるのですよね二人は。彼らがすごく巴ちゃんの事大好きで大事にするのも理解できるし納得!

お姉さん的な感じなのですよ・・・。こんな三人いいなぁ~って素直に思ってしまいました。

和馬は巴ちゃんの言葉で自分に向き合おうとするのも素敵だし、よくわからないなりに素直に自分の気持ちを千秋に伝えるのもよかった(*^_^*)

その前に・・・・千秋は本條さんに告白されるのですよね。その間に和馬が入ってくるの。

「わりーな本條さん こいつが好きなの俺だから」って。これを聞いて千秋の目からは涙があふれ出るの。嬉し涙!?と思って読んでたらどうもそうじゃなかった・・・

千秋は和馬が困るのもわかってたのに、一人で気持ちを抱えるのに耐えきれなかったと言うの。

「好きになってごめん」って。

千秋ぃぃぃぃぃ(T^T)ってうるってきてしまいました。幼なじみでずっと仲良くて。でもそんな中で好きになって告白して。

和馬は彼女がいるから困るとわかってたのに、あの時の千秋は言わずにはいられなかったのですよね。

はぁぁぁ~(T^T)ってなってたら!和馬のセリフにおぉぉぉぉぉ~~~!!!!(≧∇≦*)ってなってしまって。

和馬は今はまだどうしていいのかわからないけど「俺がお前の事をすきになるまで 俺のこと好きでいよろ」って。

上から目線の答えにもきこえるけど、これは今の和馬にできる最大級の返事だと思います。

期間が決まってるわけじゃないからまたされる方は気が気でないけども(笑)

ブランコに和馬が立ってのキスは絵的にも最高!って思いました。ここのチュー(*´з)(ε`*)のシーンホント好きです。

千秋がとりあえず・・・罪なくらいかわいい。皆さんは和馬派?千秋派? 

上巻では個人的には千秋派でしょうか。なんか・・・・ふわっとしててなんて天使!って思うくらいです。千秋の雰囲気がとにかく好き。

『いつか恋になるまで』って和馬の返事から来てるかしら?

いつ千秋の事を好きになるかわからないと言ってた和馬。でも・・・自覚する日はけっこう早くやってきます(*^_^*)

好きな人のこと

和馬が気持ちを自覚するきっかけも・・・実は巴ちゃんの何気ないひと言だったの。

巴ちゃんナイス!としか言いようがないです。

それはどういうきっかけかというと、本條さんはずっと千秋の好きな人は巴ちゃんだと思ってたと言ってたそうです。

それは・・・・ずっと千秋の事をみてたからと。

千秋の目線の先にはいつも巴ちゃんと和馬がいるから、それで巴ちゃんだと思ってたみたい。

そんな話を聞きながら、自分が目で追ってるのが千秋だと気付いてしまう和馬。

この気付きのシーンもみどころのひとつ。

きゅぅぅぅぅん♥ってなってしまいました。

和馬ってけっこうこう!って決めたら男前なんですよね。これは色々な所で出ていて和馬のいいところかなって思います。

気持ちに気付いたらすぐ「好き」って言う所とか、自分から誘うところとか(*^_^*)

上巻は気持ちが通じ合ってちょっとエロい事(最後まではしてない)ところで終わるので、下巻が楽しみになると思います!

感想まとめ

上巻でちゃんと気持ちが通じ合うところまで行くので、すごくスッキリした気持ちで読み終えることができると思います。

そして下巻が楽しみになるのではないかと!

すごく胸キュンいっぱいで、ぎゅって切なくなるところもあるしみどころもたくさん。

巴ちゃんの役割も大きくて、幼なじみ3人にした設定がすっごく生きてるなと思った作品です。

色々な人が出て来るわけではなく、ストーリーは二人がしっかり軸にいるのでほんと読みやすく感情移入しやすい作品。

この作品がとにかく好きで、バラ配信も楽しみにしていたのですがこうやって1冊まとめて読むとさらにぐぐっと入り込めて面白かったです。

超オススメ作品なので気になる人はぜひ!!!

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大人になった二人が読める!

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