鈴丸みんたさんの作品はすべて読んでいるのですが、これが一番好きかもしれない。なんか何度も読み返したくなる、そんなコミックス。
一途でピュアさがあるので初心者さんも読みやすい作品ではないかなぁと思います。
すごく好きなテイストでそして絵柄。ちょっと切なさもありつつキュンが楽しめる1冊。
今もすぐ読めるように目に入る場所に必ず置いています(⌒∇⌒)
作品内容
作品のポイント
- バイでヤリチン攻だけど、フタをあけたらとっても一途
- 恋愛初心者だけどエロは上級者!?な受もイイ
- 2人の接点にキュンとなる
注意ポイント
【ネタバレ注意】恋をするつもりはなかった 感想
これ、むちゃくちゃ好きで購入してから何回読んだことか。
攻が好みな人が多いようなのですが、ワタクシ・・・断然受が好きです。
ヴィジュアル的には攻が好きですが(n*´ω`*n)
あ・・でもロウはギャップでやられてしまいますね。 絵でもお話でもキュンとなれる作品なので本当にオススメ。
これを読んでむちゃくちゃ鈴丸みんたさんが好きになりました。
今まではどちらかというとさらっと読む程度だった気がします。 【キュービッドに落雷】を雑誌で読んでからずっと気になってた作家さんではあるのですが、個人的には【落花流水のホシ】というのが合わなくて。
その後に【俺がお前に何をした】【ゴールデンスパークル】はさらっと読んで・・・今作で思いっきりハマりました。
ちなみに・・・こんな風に書いてはいるのですがすべて紙で購入してます(*^_^*)
『ゴールデンスパークル』は受がピュアで綺麗で好きです。 でもでも!!!今作は今まで読んだ作品の中でとにかく好き。大好き。
何が好きかは・・・正直説明できないくらい好き(笑)何がツボなのかも・・・今はわからない。
お話が好きだというのも軸にあるのですが、、、やっぱり絵もあってこそのキュンがあるのよねこの作品には(≧∇≦*)
主な登場人物
183センチB型。 大学生でバイ。つき合うまでがピークでその後は気持ちが冷める、本気になれないタイプ。
180センチ・A型 恋愛したことないけどすでにエロ上級者。 会社では奥さんがいる設定になっている(指輪をしてるため)
みどころ①恋がしたいなんて贅沢言わない、せめて抱かれたい
最初はそんな感じで思い切って誕生日にゲイバーを訪れた佳乃。そこでロウくんに出会います。
誰れでもいいからと思って「誰かご一緒してくれますか?」と言ったときに佳乃の手を握ったのがロウだったの。
出会いは・・・佳乃の一目惚れとかそういうのでは全くないというのが・・・あとあとの特大キュンに繋がります。
ロウとはその日に関係を持つのですが、実は人と関係をもつのが全部初めてだった佳乃。。。☚これもポイント高し!!!
佳乃って会社でもすごくモテるのに恋をしたことなかったのですね。
だから誰とも関係をもつことなく今まできたけれど、30歳の誕生日を迎えて寂しい誕生日を過ごすのではなく誰かに抱かれてみたいと思い切って行動した結果・・・ロウと出会ったというわけです。
ロウはというと。。。けっこうなヤリチンさんなようで。
恋人は今までたくさんいたけど、誰にも本気になれないという性質も持っています。
つき合うけど本気になれない
ロウってけっこうモテるしヤリチンなの。
自分の事を気に入ってるような子がいれば声をかけてちょっと優しくして。
イイ感じになったら逆にそっけなくして・・・ そうしたら女の子からグイっときてつき合うパターンが主。
でも彼の思いのピークはつき合うまでで、そこから急降下。だからつき合いはするけれど誰にも本気になれないというところがあります。
そういう優しくしたり、そっけなくしたりは・・・佳乃に対してもそうなのですよね。
途中まではロウが佳乃の事を好きなのか・・・ただの遊びなのか全くわからず、ただただ振り回される感じの佳乃に同情しながら読んでしまったワタクシ。。。
だって・・・佳乃ってすごくピュアで儚げでほっとけない(^_^;)
ロウにドキドキしてるシーンは一緒になってドキドキしてしまいました。
佳乃に関しては、ロウに振り回されながら気持ちを募らせていくのがわかって・・・ちょっと切ないところもあります。
ヤリチン×ピュア・・・切ない展開になるの多いですよね。
この二人が途中拗れるのは。。。ロウの性質もあるけど佳乃の性質もあって。そこは面白いなと。
ピュアすぎるから何でも真正面から受け止めて解釈してしまうのですよね。
ロウがちょっと押したり引いたりの駆け引きだと考えて行動してても佳乃は引かれた時はストレートにそう思ってしまう。
面白いキャラ設定だなぁと思いました。
この作品、すごくキャラが生きてるからすごく面白いと感じてハラハラドキドキ。 大人の恋なのにどこか甘酸っぱさもあって(佳乃がピュアだからかしら)すごく楽しめると思います!
アドバイザーはDTスイ
スイくん個人的にすごく好きなのですが。
スイくんがお初を捧げてもいいと思える人・・・現れないかなぁ。
それを読みたいとすごく思ってしまいました。 スピンオフこないかなぁ・・・・。
さて。。。恋愛上級者!?なロウではあるのですが、自分から本気で好きになった事が全くないの。
中盤からはロウの事がわかるようはお話が続いていて、佳乃に気があるのだなというのがわかってちょっとほっとします。
でも・・・・いつも好きになられる側だったから、佳乃に対してどうやっていいのかがわからないみたい。 今までの子だったら優しくしてから冷たくして。。。それで成功してきたのに佳乃はそうはいかない。
ロウの気持ちに気付いていたのがスイくんだったんですよね。
彼はDTだけれどなかなかいいアドバイザー。
「向こうからの言葉を待つんじゃなくて お前から言うの!一から全部!必死に!」
今までそんな経験ないロウにとっては難しい事かもしれないけれど、佳乃の場合はこれ。。。重要だと私も思いました。
DTとヤリチンコンビ・・・いいですね。会話が面白い!大事にしてる分恋愛に関してはスイくんの方が酸いも甘いも知ってそう。
後半に特大のキュンが待っていた!
かわいい佳乃・・・ロウじゃなくてもいいんじゃないかななんて途中まで思ってたけど・・・中盤からロウの事が詳しく描かれだしてその考えは無くなっていきました。
佳乃がロウを知る前から、実はロウは佳乃を知ってたという事がわかるの。
しかも・・・ずっと見てきたのだろうということも。
スイくんはわかってたみたいですが、ロウは佳乃が好きなんです。
今まで「恋愛に必死」ということに無縁だったロウが・・・佳乃が他のクラブに入っていくところを見たというのを聞きつけてあわてて出ていくシーンほんと良かった。
やっぱり必死になってるロウが好きです。
佳乃にべたべたしてる男を見た瞬間ムカーッとしてるところとか・・・にやけてしまいました(●´∀`●)
佳乃が色々と勘違いしていることを知ったロウが・・・自分の気持ちを話し始めた時はそうきたか!っと。
実はロウは駅で佳乃を見かけて知っていたの。「お人好しがいるな」と最初は思ったものの、いつも誰に対しても優しい佳乃が気になってずっと見てたのだと言います。
だからバーに佳乃が現れた時、嬉しくて絶対自分のものにしようと思ったと。
これを読んで最初出会ったシーン読み返すとにやけてしまいますね。
あの時ロウも必死だったのかな!?なんて(●´∀`●) 佳乃はロウが好きだから、その後はちゃんと恋人同士になる二人。
佳乃最高に可愛い・・・・ロウもすごく可愛く思える。
最初はバーで絡んだ二人ですが、二回目は恋人になってから。
これが個人的には萌えポイント。 佳乃の「また抱いてくれてうれしい」というの言葉にズキュン💘ときます。
ラストで佳乃がいつもお手伝いしていたおじいさんがいるのですが・・・佳乃がいないときはなんとロウが手伝ってたと発覚。
このときのロウの「バレちった」っていうのヤバイ(≧∇≦*)
佳乃をずっと見てたから、佳乃が居ないときは自分がその代わりをしてたのでしょうね(*^_^*)
ロウのイメージがガラリと変わりましたよ最初と最後で。
描き下ろし
いやぁこの描き下ろし良かった。ロウってば・・・・これはヤバイですね。
佳乃のかわいさ尋常じゃないから溺愛どころじゃすまないかも。
ちゃんとプレゼントを佳乃が受け取ったところまで読みたかったなぁ・・・・。
感想まとめ
本当に面白くて何度も読み返してしまう作品。
先生のあとがきを読んだら、実は1話にロウが描いてあるとあって見てみたらびっくり。
ほんとだ~!って。
細かい仕込みですね(*^_^*)
もうこのときにはロウは佳乃みてたのかぁ~と思うと萌えが倍増。 すごくごちゃごちゃしそうな設定だったのに、読みやすくて読後も良かったです。
胸キュンギャップ萌えにやられました。
ヤリチン設定だったので色々な人との付き合いがあって振り回されたら嫌だなぁと思ってたのですが・・・ 両思いで拗れてたとう感じだったのでそこがまた個人的には読みやすくてツボでした。
ハマりました。気になった人はぜひ!超オススメ!