川唯東子さんのBLコミックス【Marble】の感想レビューです。この作品はマガビーさんで連載していてチョコチョコ読んでました。
掲載P数が少ない時もあったし、飛び飛びで連載していたと思います。なので完結まで長かったなぁ~という印象。
最終話もしっかり雑誌で読みましたヨ(*^_^*)
コミックスは描下ろしも加わってどどーんと380P以上。これで紙で1009円だったらかなりお得だと思いました。
2巻分くらいですからね。1冊にまとめてくださったのもすごく嬉しいです。
Marble 作品紹介
内容紹介/あらすじ
料理人としての腕は超一流、でも無愛想で不器用なシェフ・近森。そんな近森にとって、細やかに気が配れて仕事のできるソムリエ・梶は、仕事上いてくれないと絶対困る存在。信頼が好意に、好意が恋に育っていくが、梶は全く気付かず…? ビストロを舞台にシェフとソムリエの情熱が交差する。
作品のポイント
ソムリエ×シェフ じっくり展開していく作品 気が強いMっけのある受 攻は人タラシ(笑)
注意ポイント
【ネタバレあり】Marble 感想・レビュー
久々の川唯東子さんの作品ですね!私は、過去作品の【雫 花びら 林檎の香り】が大好き。
だから今回の作品もすごく期待大でした。
雑誌連載時にはけっこうあいだが空いたりしたのであまり感情移入とか作品に入り込めなかったのですが1冊で読むと本当に面白かったです!
それに・・・相変わらず絵が・・・絵の破壊力が~~~~~。
キレイ男子ですね(T^T)ステキすぎて・・・ぽ~~(〃・ω・〃)ってしてしまうほどでした。
正統派の王子様絵柄。キレイな絵の作品をお探しの人は是非読む候補にあげてほしいです。
本当に川唯東子さんの黒髪男子は半端なくイケメンです!!!
信頼から好意に
ソムリエ×シェフのお話でした。最初の出会いはどちらもあまり良い印象ではなかったのですが・・・
ソムリエの梶はシェフである近森の料理に惚れ込んで、近森は仕事ができる梶に信頼を寄せていきます。
ここがね・・上手い具合にハマったといいますか。
どちらもいなくてはならない存在になっていくんです。
近森はけっこう不器用なのでなんでもこなせる梶がすごく頼りなんですよね。
基本厳しくてキツイですが( ̄。 ̄;)
その反面、梶は物腰柔らかいというか人タラシなところがあって。
人が多く寄ってきます。
いろいろな人が梶の魅力に引き寄せられていくのですが。。。近森もやはり彼の魅力にどんどん引込まれていって気づいたら信頼が好意に変わってくという展開。
これが自然なんです!!!惚れちゃうよね・・・って私も思ったくらいです。
なのですが・・・近森って不器用なんですよね。
自分の感情に気づいた時、梶を意識するあまり仕事にも支障がでてきてしまいます。
仕事一筋っぽいってのもありますし、なんかすごく恋愛慣れしてなさそうだなぁ~って納得しました( ̄。 ̄;)
こういう設定もお上手だなぁって思います。
何事も一筋で、それ以外は不器用ってね。私近森みたいな男性かなり好きです。
どちらかというと。。。周りにいい顔してる梶みたいなタイプの方が苦手(笑)
なのですが、梶も値はすごく真面目なんですよね!それが良かったです!!!
近森は、仕事ができなくなってしまうので仕事を辞めると言い出すのですが、シェフは必要だと行って梶が辞める(移動する)という話に落ち着きました。
いなくなって仕事ができるかと思ったら・・・・梶がやってた仕事ってすごいんですよね。
ほんといるだけで働きやすい環境を作ってくれてたのだなぁって。
近森はメニューも考えらなくなって、梶が居たときよりも仕事ができなくなってしまいます。
だから・・・・梶にまた連絡をとって言うんですね。
自分が辞めるから戻ってきてくれと。
かなり究極な考え方しかできない子なんだなぁ~って思っちゃいましたよ。
近森らしいなってすごく思うのがまた不思議ですが。
ず~っとストーリーを読んでたら、ほんと近森らしいし、返事は梶らいいなって思います。
梶の思い切りの良さに感服
結局、この2人どうなったかというと・・・
梶が近森の気持ちを受け止めてそれに応えたんです。
離れる選択をしないで一緒にいる選択をして頑張ろうと、
この時のノリがけっこう軽くてですね・・・だ。。。大丈夫かな?と思いましたが、梶もそれなりに梶も悩んでましたよね!
悩んだ結果、近森のいない生活のほうが嫌だったのだろうなぁと。
だから離れてみて関係が深まったカプなのかも。
若干、後半はいつの間にそんなに近森のこと好きになったのかな????と思ったりはしましたが、まぁ・・・がっつり胃袋掴まれてますからね。
最後の逃げそうな近森を半ば強引に引き留める姿は良かったです!
気持ちが繋がってからは・・急展開でこっちが追いつくの大変でしたヨ(笑)
そうそう・・・初エロの時の近森のテンパりがすごくツボでした。
面白かったです。
料理人の顔と恋人の顔
面白い~って思ったのは。。。料理を作っているときはわりとオラオラ系な近森なんですけど・・・・
エロの時は若干Mけがあるという。
で・・・翌朝はもとの近森になってて・・・笑ってしまいました。
料理人の時は梶ー!!!ってすんごい叫んでるのに・・・・恋人の時にはねとってもかわいらしい。
こういうギャップすごく好きです。
そういう近森の顔を見れるのは梶の特権ですよね!
描下ろし
こちらもギャップ萌えを楽しむ展開でした。
エロの時の近森の変化・・・ですね!
あんな感じだと・・・梶がSになっちゃいそうですね。、
近森の負けず嫌いだけどM!なんかすごく好きです。
梶も近森もかわいすぎる~~~~ってなりました。
この描下ろし・・・お気に入りです(≧∇≦*)
感想まとめ
1冊で通して読むとほんと面白かったです。また読み返したい。
近森から好きになるとは!!!!でしたが、それがまた良かったです。
やはり1冊300P超えになってくると読み応えありますね。展開も無理なく本当に自然で・・・
作品としてすごくクオリティ高いと思いました。
若干、梶がそんなに近森すきだったとは・・・ってなりましたが、近森のかわいさに気づいたらこれは離れられませんね。
たっぷり読んだのに。。。またこの2人のその後とか読みたくなりました。
梶じゃないですが・・・私も近森のギャップにハマってしまいました(≧∇≦*)
ちょっとお値段的には高めのコミックスにはなるのですが、P数が多いので2冊分がこのお値段だと思ったら安いと感じると思います。
おすすめです。