朝から一気読みしました!すごく面白かった!グイグイ引き込まれていく・・・。すごいなぁ本当にクオリティ高くてイァハーツの番外編でビビっと来て内容はよくわからないのに紙書籍を買った自分を褒めたい。超スゴイ。絵もすごく安定感あるし、びっくりしました。あとでちゃんと苑生さん調べよう。
紙書籍上下巻を購入すると帯に小冊子応募者全員サービスの応募券ついてくるので小冊子欲しい人は紙書籍推奨です!
私はもちろん応募しますヨ。この全員サービス小冊子がなかなか面白いことに気づいたので(他作品で)、今からその小冊子が楽しみで仕方が無いです。
苑生さん素晴らしいな・・・雑誌で連載してくれたらいいなぁ~!!!。
ほんと読んだあとにうわあ~!!!って思って若干興奮しちゃいました。
作品としては激しくはなくって淡々としている印象なのですが、高校生から大学生までの話で構成されていて、色々な気づきがあったりで本当に面白かったです。
被写界深度 上下巻 作品情報
…ねぇ紺ちゃん〝セックス〟しようか
何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ
◆過去の掘り下げが本当にうまい
◆そこから発展していく過程がいまく描かれている。
◆下巻は彼らが離れて(つきあってないけど)から3年後の2人。
◆再会からくっつくまでもまた面白い!
◆上下巻一気読み推奨
コミックス情報&評価
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ストーリー | ★★★★★ |
エロ | ★★☆☆☆ |
満足度 | ★★★★★ |
ひとこと | ファンになりました。 |
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注意ポイント
被写界深度 上巻/みどころ・おもしろかったところ・感想(ネタバレ注意)
丁度イァハーツで掲載されていたのはこの2人が出会う場面だったのですが、なんか話が繋がって個人的には面白かったです。
もうやめる、全部やめる・・・ピアノもギターも歌も・・・全部やめる、そう思いながらボロボロと涙を流す少年。
そこが1P目でした。あれ?なんだか読んだコトあるんだけどこの場面・・・と思ってたら、大洋図書さんに特設サイトがあってそこで読んでたんでした(笑)
すごいなぁって思ったんですよね。こんな風に発売に際してサイトが設置されるなんて。私、イァハーツを読むまで全く知らなかったのですっが、すごく有名な方なんですね。。。
この被写界深度はWebで公開していたようなのですが、年間920万PV・・・す・・スゴイ・・・!!!
デビューコミックスに今回なるのですが、本当にスバラシイ作家さんだと思います。
上巻のみどころですが、早川と紺野という2人の高校生がどちらも主人公のような作品です。
同じ学校でも接点がなかった2人なのですが、屋上で会い、そこから仲良くなっていきます。
自分の好きな事を諦めてしまった早川と、自分の好きなことにとことんまっすぐな紺野。
早川が紺野に抱いていく感情がすごくみどころ。
好意だけではなく、嫉妬、羨望、劣等感・・・色々な気持ちが入り交じっていくのですが、どうしてそれらの気持ちを紺野に抱くのかもしっかり掘り下げて描かれています。
すごく早川の気持ちもわかるんですよね。
紺野は・・・好きなことにはまっすぐ、そして性格も裏表なくまっすぐです。
反対にみえる2人なのですが、実はすごく好きなものに対する欲求が強いという点は同じだったのかなと思います。
そして紺野と出会って諦めて捨てようとしてたものを取り戻していく早川もみどころ。
下半身ゆる男くんの変化はすごく好きです(#^.^#)
上下巻一気読み推奨なのですが、(同時発売で本当によかった(T^T))感想は上巻・下巻にわけて書こうとおもいます。
天才の苦悩と環境
早川はけっこう不思議くんなのですが、音楽に関しては素直に天才だったんだろうと思います。
天才だからこそ、周りに理解されにくい。周りに敵が出来やすい、そんな環境だったのかなと。
そして、何もかも上手くいかなくなって友達も本当の友達と言える関係ではなかったと気がつきます。
早川が選んだのは音楽を捨てること。
やればやるほど嫌われる、それなら捨ててしまおうと思ったようです。
でも、いつかはそんな自分を含めて好きになってくれる人がいるんじゃないかってどこかで期待して、本当に好きなモノを捨てられず苦悩していたみたい。
捨てなきゃ、でも捨てきれずにいる。
そんなときにまっすぐカメラに向かう紺野と出会うわけです。
好きなものは好きだと言う彼のまわりには自分が欲しかった友達もたくさん居る。
自分が手に入れたくても入れられなかったモノを欲しかったモノを紺野は持っているの。
イライラするし、嫉妬もする。だけどその中にぽつんとある違う感情にもだんだんと気づいていくんですね。
そして・・・苦悩して音楽を捨てようと必死になってたけど、紺野の存在で好きなものを諦めず頑張る力へと変えていくのはとても良かったです。
誰かのために捨てるんじゃなく自分のために選べよ
これすっごく名言だと思いました・・・。
気持ち悪く思われて嫌われるくらいなら捨てた方がいいと思ってた音楽。
だけど紺野と出会って、早川の気持ちに変化があったんですね。
「嫌われるのはイヤなのに やめたくないんだ 好きなんだ」
音楽を忘れることなんて出来ないから悩んで、やっている間は音楽の事が忘れられるからと誰かれ構わず寝ていた早川・・・本当は答えは出ていたんですよね。
『やめたくない 好き』
紺野は自分の中にもう答えが出ているならそれを選べと言うんです。
彼の才能に嫉妬し、嫌がる人もいる。だけど、音楽をしている早川を好きだと言ってくれる子もいるからと。
「誰かのために捨てるんじゃなく 自分のために選べよ 他人のもんじゃねーだろお前は」
「うん 俺のものだよ 俺は」
この流れがすごく素敵で、誰よりも人が好きだからきっと友達に嫌われてしまうことに敏感で悩んでいたのでしょうね。
誰かのために音楽をやらないという選択をするんじゃなく、自分のために自分の好きなことをするという選択の方がいいに決まってる・・・。
当たり前の事なんだけれど、紺野の言葉で意識が変化したこの場面がすごく好きだなぁと思いました。
好きなことと向き合うということ
音楽をもう一度しようと決心した早川ですが、自分のやりたいことに向き合ったらドロドロの感情が消えて残ったのは紺野に対する怪しげな感情( ´艸`)。
最初、紺野を襲ったときは・・・このピンク色の感情に色々な黒い感情が覆い被さってて見えにくかったのではないかと思いました。
まっすぐな紺野に嫉妬し、どうにか彼を崩したい・・・そのために襲った感じがありましたからね。
でも、自分も好きなことにしっかりと向き合った今は、紺野に対する恋愛感情が日々育っていきます。
男同士だから、好きって言われたらどんな反応するんだろう?好きになってはくれなくても好きでいることは許してくれるかもしれない。
どこまで許してくれて受け入れてくれるのだろう?そういうことを考えるのですが、それでもそんな「好き」はダメと早川は思うんですね。
これは上巻の帯にある『こんな「好き」じゃだめだろ』の場面です。
結局、思い切って告白したのに、自分で冗談だとごまかしてしまうという(T^T)
上巻では、この告白後、早川は屋上に来ることはなくなってしまい下巻の3年後へと飛ぶことになってしまいます。
被写界深度 上巻の感想まとめ
上巻は2人の出会い、2人の関係の発展、その中での早川の変化がみどころだったかと思います。
紺野は・・どこまでもぶれないので読みやすかったです。早川の過去が描かれていて、感情移入もしやすく、ストーリーに入り込みやすいなぁと思いました。
惹かれていくのに同時に嫉妬も劣等感も持ってしまうという複雑な感情の揺れがよく表現されていたんじゃないかなと思います。
それでも重すぎることなく、そして軽いわけでもなく・・・何度読んでも飽きない。。。
上巻では雰囲気からいってそのまま卒業したのだろうなぁと思ったのですが下巻に3年後とあってそれまで会ってなかったの!?とちょっと驚愕。
下巻は再会BLみたいですのでそのあたり成長した2人がどんな風に恋愛を展開していくか楽しみです。
下巻の感想は次のページへ。
※9/15~上巻の配信開始
被写界深度 下巻のみどころ・おもしろかったところ・感想(ネタバレ注意)
下巻は3年後の2人。
カメラを続ける紺野と、音楽を続けていた早川。
この2人の再会もすっごくうまく音楽と写真というのが利用してあってドキドキしました。
3年の間に紺野に少しの間、彼女がいたというのがちょっとショックだったけど(笑)でも、早川のことを忘れたわけじゃなかったんですよね。
彼が告白してきた時の顔が引っかかって忘れられなかったみたい。
そういえば。。。下巻に南さんというかわいい女の子が登場します。いや~登場してきたときにはもしやこの子・・・と思ってドキドキしちゃった。
良かった何もなくて(ホッ(*´Д`*))
下巻を読んで思ったのはね、上巻の時もそういうときけっこうあったのですが苑生さん、すごく見せ場の描きかたがお上手!
再会したときとか本当にこっちもドキドキ(≧∇≦*)
淡々とストーリーは進むのに、読んでるとドキドキ、わくわくと心が躍る感じがしてしまいます。
どうやってこの2人がくっつくのか、ほんと想像できなくてそれが面白かったですね。
上巻の屈折したような早川じゃなく、下巻の早川は本当に可愛らしくて好きだなと思いました。
好きな事を続ける2人
好きな事に向き合って、それぞれやってきた3年。
早川もすごくトゲが抜けて高校生の時にははぐらかしてしまったけど、わりと素直に紺野への気持ちにも向き合っている気がしました。
好きな事を続けていると好きなものは好きと言える勇気も出てくるのかな???
再会してから早川がけっこう一生懸命でそれがすごく可愛かったです。
紺野の方は・・・高校の時からずっと早川が心のどこかにいて、それが少しずつ変化して愛情になっていった感じがします。
ちょっとやり直しの告白の時がテンション高めでしたが、、、立ち止まってしまった(紺野も早川も)あの告白のやり直しで前に進むことができたのはすごく素敵だなぁ。
ストーリーがとてもいいなぁと思いました。
ちゃんと上巻と被るセリフがあったりね・・・上巻の時と気持ちも何もかも違うから、なんかすごくイイ感じに印象に残りました。
エロの見せ方もすごく上手い!
激しくないんですよ???本当に。男とは初めての者同士だから、手探り感がけっこうある。それがイイ!!!
あ、ちなみに紙ではT子修正は細い短冊さんでした。
パンツから顔を出すT子とか・・・こういうの好み(≧∇≦*)ツボをよくご存じで!!!
挿入よりは口でしてあげる、手でしてあげるがメインのエロ。
そして2人のものを合わせて・・・。
それにしても・・・ゴムをして指でしてあげるシーンあるんですけど・・・笹原君が浮かんできて仕方ないです(T^T)
あのインパクトはすごかった。
>>>ゴムでぺチンの笹原くん
挿入なしのエロでこれほど満足するエロはそうそう無いかも知れない。
すごく良かったです。
でもガッツリエロも読みたい。。だから小冊子期待してますよ~~~~~~~~~~~~~!!!(届けばいいな( ´艸`))
描き下ろしもキュンがいっぱい
描き下ろしは付き合ってからの2人。きゅんがいっぱい。
本編も,描き下ろしも最後は写真で終わってるのが良かったですね。
紺ちゃんカッコイイ、早川カワイイ・・・(〃・ω・〃)何度も読み返したくなります。
被写界深度 上下巻の感想まとめ
夢中で上下巻読みました。本当に面白かった!
そして・・・苑生さん・・・好きです♡大好きです♡
絵柄もむちゃくちゃ好み。ストーリーも好み!読みやすかったです。
この作品、雑誌で連載していたわけではないので私と同じように全く知らなかった・・という人もいるかと思います。
Webで連載していたのは書籍発売に伴って読めなくなっているのですが、この作品は読む価値あり!だと思います。
重くないのが逆に良かった。
早川みたいな感情を持ってると、もっとドロドロ黒い作品になりがちなのですが、早川自身が本当はとても素直で良い子なのだろうと思います。
紺野とあの屋上で会えて良かったねぇと言いたくなるようなそんな作品ですね。
音楽とカメラ、大好きなものを続けている2人はとても素敵。
恋に発展するまでは2人に時間差があったのですがそれが返って良かったと思います(#^.^#)
すごく面白かったので気になる人は是非チェックしてみてくださいね♪