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BL漫画感想

【カラーレシピ上巻】BL漫画感想-はらだ/病み系苦手だと言いながら結局読んでしまいました。

2018-05-18

はらだ/カラーレシピ上(新装版)

カラーレシピ上巻

著者はらだ
出版社/レーベル新書館/ディアプラスコミックス
発売日2018/5/1
【藤雪評価】★★★★★4.5

内容 あらすじ

スタイリストとしての技術はあるものの愛想がなく。指名客がつかないことに悩む笑吉が働く店に、有名店出身で,抜群のトークスキルをもつ福介がヘッドハンティングされてくる…。
鬼才・はらだが描く超人気作品が描き下ろしを加えた新装版で登場!

設定/テイスト

[keikou]スタイリスト×スタイリスト[/keikou] [keikou]執着系&病み系BL [/keikou]

カラーレシピ

笑吉
技術力が高いスタイリストだが、無愛想で指名客が少ない。
店長の美門を尊敬・崇拝している。

カラーレシピ下

福介
ヘッドハンティングされ、有名店からやってきた。将来は笑吉と2人でお店をと異様な執着をみせる。
なかなかの策士。

上巻なので普段とは違う感じで紹介してみました(*^_^*)新装版ですが,私は初読みです。

ディアプラスを読んでましたが・・・ディアプラスでの連載部分しか知らないので今回の上巻は最初あれ?笑吉ってこんな感じだったの!?と意外でした。

では早速!

注意ポイント

感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

カラーレシピ上巻 ネタバレあり感想

はらださんの【カラーレシピ】上巻を読みました。散々病み系は苦手だ~と言いながら、結局中毒性があって読んでしまうはらだ作品。

苦手苦手と言いながら結局はらださんの作品好きなのかな・・・って最近思うようになりました。

【にいちゃん】で救いようがないようなラストで打ちのめされてから、びくびくしながらディアプラスも読んでたのですが・・・まぁはらだ節炸裂してましたね。

ディアプラスのカラーをはらだ色にした号もあったと思います。ほんと存在感が半端ないなぁと・・・。

「嫌よ嫌よも好きのうち」ですね。こわいよ~!!!病んでるよ~と言いながら・・・「はらだ」って文字みると読んでしまうのですよ・・・。

今回は、上下巻の上巻発売ということで!ここがすっぽり抜けているので気にはなってたのですよね。

発売されてから購入しようかどうか迷ったあげく、はやり読んでみようと思ってぽちってしまいましたヨ。

でも実際読んでみて、確かに病んでるのは病んでる。執着もスゴイ。ヒエっておもう場面もけっこうあるし。うわって思うような気持ち悪い所も正直ある・・・。

あるのに読後に下巻が読みたくて仕方がなくなりました。お・・・・面白かった。。。。怖い~!!!

思った以上に福介・・・凄かったです。

最初の再会からすでに偶然なんかじゃなくて福介のプランだったのかな!?とか思ったらぞくぞくっとしました。

はらださんの作品は抵抗あるのにぐいぐい作品にひっぱられてしまって、すごく病んでるのにその心情が理解できてしまうという恐ろしさ。

福介が笑吉を手に入れたい、欲しいって思うその気持ちが伝わってくるし笑吉が徐々に懐柔されていくのがわかるのでやはりストーリー性がすごくあるというのを実感します。

一度読んでしまったら止められない・・・ほんと中毒性があります。

福介と笑吉の関係性

美容室が舞台で、スタイリスト×スタイリスト。ここで設定が面白いなと思ったのは、笑吉は技術はスゴイのに無愛想で接客が苦手なので指名客がつかないという点。

反対に、福介は接客もうまく指名客も多いということ。技術的にはある一定のものはあるものの・・・おそらく笑吉の方が上なんですよね。

お互いないものを持っているという関係性があります。

笑吉が、店長の美門を崇拝するのは自分を認めて味方してくれたから。

認められ、優しくされたことでワンコのようになっていったようです。

福介は、笑吉をものにしたいのでここで同じように笑吉を弱らせてから優しくそして彼自身を認めるという計画を実行します。

私は終盤に全部福介が仕組んでたの!?!?という種明かしがあるまで鬼原さんキモい!って思ってましたヨ。。。(~_~;)

手に入れたいと思うものはどんな手を使ってでも手に入れる!っていう福介の執念というか、執着の凄さはみどころのひとつです。

上巻では、福介の策にかかってしまった笑吉が最初の頃と随分違い福介にも笑顔を見せるようになるのですよね。

これが後半・・・どえらい展開になるのですよ!!!お楽しみに~ですね。

すべてを見抜いているりく

このカラーレシピを面白くしている立役者・・・りく。

このりくの行動で展開がいろいろと変化しそうだなぁと思える点ではキーマンかもしれません。

福介のやっていることも見抜いてましたね。

最初から全て計画だったことも。

福介のあの怖い顔を見ても微動だにしない姿・・・私はすごく好きです(≧∇≦*)

かわいい顔して、芯があって・・・でもサイコパスな福介を若干理解している分・・・りくもそういう気があるのだろうなぁと。

てっきり上巻を読んだときは、笑吉、福介、りくでトライアングルになるかな!?って思ってしまいましたが・・・りくはあくまで第3者。

上巻でも「邪魔はしませんよ 手助けもしませんが」と言っている通り徹底的に傍観者です。

これもある意味スゴイなって思いました。

とにかく!りくのキャラは・・・福介と同じくらい印象に残っています。

福介を動かした笑吉との出会い

福介はヘッドハンティングされて笑吉の美容室にやってきたのですが、これも実は福介の計画です。

実は、昔に福介と笑吉は出会っているんですよね。

これは中盤から後半にかけて明かされていきます。笑吉にこのとき「オレが独立したらやとってやる」と言っています。

そう言いたくなるほど、福介が笑吉を気に入ったのがわかりますヨ。

そして・・・その言葉を実現するために今回のような行動にでたというワケです。

読んでて思ったのは、これぞ執着!ってすごく思いました。

あとね、はらださんの絵柄がやっぱり病み系にすごくあってるというか、不気味さがスゴイんです(T^T)

りくに非通知電話がバレた時の福介の顔とか・・・夢にでそう(・_・、)ってなりました。

エロはカラー含む!

はらださんは・・・・エロも結構スゴイ。

何がすごいかって、見せ方が上手い!チューのところだって、口元のカットとかほんと好きなんですよね。

エロも拡大描写をうまく取り入れているなぁと。舐めているところなどに焦点をあてる事でこちらもガン見しちゃいますしね。

あと何気にはらださんがしっかり描いてくれる毛が好きです(〃・ω・〃)(マニアックかしら?)

そして・・・恥ずかしがってる笑吉の顔が最高にエロさを増大させてると思います!

つまり・・・描き方が私好み。。。なんです(≧∇≦*)

描下ろし

3ストーリーの描下ろしがありました。

鬼原さんのエピは・・・なんか切なかったです。コレ読んだら・・・鬼原さんが笑吉に執着するのも分かっちゃって。

むしろ生きる気力を失った彼がまた気力を取り戻すことができたのが笑吉の存在だったのだなぁと。

福介の駒に使われて・・・なんだかちょっと可哀想だなと思ってしまいました。

あ、でも福介抜きに笑吉に手をだそうとしてたのはダメですね!

あと2つのエピは福介と笑吉のお話。

髪の毛を切った笑吉の翌日のお話と、更にまたその後のお話です。

どちらもちょこっとエロありでした。

笑吉が・・・カワイイです。福介を自分のテリトリーの中に入れちゃってる!って思えるようなそんな描下ろしでした。

一番最後のオチは笑ってしまいました。アレ?カラーレシピってこんな明るい話だった????って錯覚するくらいに(笑)

感想まとめ

私が思った以上に病んでた!怖かった!!でも面白かった!

「どんな手をつかっても手に入れたい」という気迫がすごく伝わってくる作品です。

はらださんの作品は、読み手を選ぶと思うのですが「にいちゃん」に比べたら私は全然大丈夫でした。

「にいちゃん」は・・もっと関係性がフクザツでどろっとした感情にまみれてたのでね・・・ひゃ~~(゚ロ゚屮)屮でしたが・・・

今回は福介の目的が明確なのと、笑吉がわりと純粋なのが展開的には怖いけどまだ読める!

早く下巻が読みたいです!

電子書籍

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