はらださんの【カラーレシピ下巻】の感想・レビューです。下巻部分はディアプラスで連載していたので丁度読んでいた箇所ですね!
いやぁ度肝抜かれました。もうスゴイのひとこと。病んでる。
病んでるのに目が離せないしほっとけない。笑吉の気持ちが分かってしまいますね・・・
今回もめいっぱい酷いシーンとかあるのでこれまた苦手な人は苦手かもしれませんね。
しかし・・・・仕切り直しに持って行くまでの福介には脱帽。これはほんと病んでて苦手ジャンルだけどスゴイと言わざるを得なかったです。
不思議なことに・・・描下ろしのその後が読みたくなってしまいます(~_~;)
カラーレシピ下巻 作品紹介
カラーレシピ上巻の感想
今回の感想は下巻ですので、上巻の感想も紹介しておきます(*^_^*)
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下巻の内容紹介
「一番じゃないと 常に俺のこと考えててくれないと 意味がないし」 笑吉(しょうきち)に並々ならぬ執着を持つ福介(ふくすけ)は、様々な手を使い、笑吉を手に入れたが、彼にとって自分がまだ一番の存在になれていないことに不満を抱いている。もっともっと笑吉を独占するために……!? 鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ。「あれ」から1年後のふたりを描いた下巻が遂に刊行! 描き下ろし「カラーレシピ・トナー」も収録! !
雑誌掲載時の全てのカラーページを再現したデジタル版限定仕様!
私は描下ろし目当てで今回下巻は購入。描下ろしは・・・もう少し読みたかったな(T^T)面白い。
下巻のポイント
- 福介の執着がスゴイ
- リクのアドバイスで笑吉に福介の小細工がバレた。
- 福介の壊れ方がヤバイ。
- とみせかけて、これも福介の計画の一部だと知ってぞっとした・・・。
注意ポイント
【ネタバレあり】カラーレシピ下巻 感想・レビュー
普通にスゴイと思う。病み系BLの中でもこれだけのクオリティはなかなかない。
病んでてヒぇって思うのに、どんどん先を読んでしまうの。
リクも言っていたけれどほんと福介から目が離せませんわ・・・。
やばいですねはらだワールド。こんだけ突出してたら病み系BL出てきてもついついはらださんと比べてしまいそうです。
最後にはちょっと福介を応援してしまってる自分にぞっとしましたよ・・・ほんと・・・(-_-;)
病み系BLっていつも思うのですが心理戦ですよね。
どのように懐柔するか・・・どのように自分の思い通りに動かすか、執着させるか。
福介が壊れた・・・って思ったらそれも彼の計画の一部分だったと知ってほんと鳥肌ものでした。
こういう話好きな人はほんと好きだと思います。
ちなみに我慢できなくなった福介が無理やり笑吉を手に入れようとして・・・ていうのがありますのでそういう描写が苦手な人は気を付けてくださいね。
笑吉もその後ビクビクしてましたから。
前半は意外に甘い
これがね・・・前半は・・・意外にいい雰囲気なんです。上巻最後あたりからいい雰囲気になってたので当たり前といえばそうですが。
こういう雰囲気があったからこそ、福介が焦っちゃったのかもしれませんね。
それにしても、はらださんのエロの描写ってすごくエロいと思うのは私だけでしょうか?
合体してないんですよ?
普通にご奉仕場面なんですけど・・・やけにエロい。そういうところがけっこうお気に入りだったりします。
あと・・・笑吉が素直じゃないところ。
福介の思い通りにならないのが最後まで面白かったですね。
前半は笑吉が徐々に福介に傾いていってるのかな?と思うような場面もあるのでけっこう安心して読めます。
そうそう!実はこの下巻は上巻から1年以上経過してからの事のようです!?
だから1年くらいは・・・ちょこっとエロいこともしたりするような仲なのかもしれませんね(⌒∇⌒)
新しい登場人物 一祝(かずのり)
下巻では、新しい登場人物が出てきます。スタイリストの見習いというか新人さん。
福介はこの一祝を使って笑吉がお店をやめるように仕向けていきます。
笑吉は一祝の教育係と言いましょうか・・・ペアなんですね。
まずはその二人を仲違いさせ、お店に居辛くしていく作戦。
前の職場で笑吉がお店を辞めたのも人間関係だったようなので同じような状況にしたかったのだと思います。
辞めた笑吉を拾ったのが今のオーナーの美門さん。
だから笑吉は美門さんにすごく恩を感じててさらに尊敬してるの。
その美門さんのように福介はなろうとしたんですね。
居場所がなくなる➡お店を辞める➡落ち込む➡福介が一緒にお店をやろうと言う➡福介ありがとう一生ついてく! こういうプランです。
でも・・・そううまくはいかなかったという。
話題作:にいちゃん
ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?
《BL界の鬼才・はらだが描く 衝撃の禁断愛、ついに解禁――》
リクの存在が福介にとっては最大の誤算
作中から読み取るに。。。リクは中立なんですけど性質は福介寄りなんですよね。
だから福介のやろうとしていることがわかってしまう。見抜けてしまう子なんです・・・。
福介の計画は、着実に進行していたのにこのリクによって壊されてしまいます。これもちょっとしたきっかけだったんですよね。
上巻で福介が利用した鬼原さんがまた登場したことによってガラリと状況が変化していきます。
鬼原さんの言ってる事と自分の知っていることとの整合性が合わないと不思議に思った笑吉が・・・リクのアドバイスもあって福介がすべて仕組んだことだとわかってしまうんですね。
今までいい雰囲気だった福介と笑吉の関係がここで変わってしまいます。
いつかはバレるかなぁ・・・と思って読んでたけど。。。もうここまできたら私福介い肩入れしちゃってて(-_-;)
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~ヤバイって思ってました。
バレた後の福介の行動は!?
福介が笑吉を手に入れるためにしてたこと。
これはリクが語ってますね。
「信頼尊敬」次に「恐怖」、最後に「依存と情」。
今まで築き上げてきた信頼が崩れ去ったことで福介は強硬手段に。
でもそれは、自分の思い描いていた理想でもないし、思い通りにもいかないことに気づきます。
この時の福介・・・ほんと怖かったですが・・なんか切なかったです。
どんなことをしてでも手に入れるって思ってたのに、怖がって拒絶してる笑吉を見ると全然満足できないの。
福介が笑吉を見て心が痛む場面を見ると。。。本当に好きなんだなぁって思うのですよね。
愛が歪んでいても、福介にとっては笑吉は特別なのだと作中から本当に伝わってきます。
そして!!!lどうしていいのかわからずにいた福介を救ったのは実はリクなの。
これにはびっくりしましたね。
リクって実は福介以上のサイコパスなのかもしれませんね。
福介の仕切り直し
リクの助言があり、福介の笑吉への態度が変化していきます。。。
好きだと言葉で伝え、一生懸命今までの事を謝って許しを懇願。
ストレートに自分を気持ちを言って拒絶されたら身を引くという・・・。
少し休職することにした福介。
はじめは1か月のはずが、1か月たっても連絡がないので徐々にまわりのスタッフも気にし始めます。
もちろん笑吉も。
この間も福介はしっかり仕込んでたんですよね。お客を人質として。
福介は自分が休職している間、お客たちを笑吉に頼む形にしていたんですね・・・(これはすごい策ですよ)
お客さんからいつも福介の復帰を聞かれる笑吉は・・・どうしても福介の事がきになってくるんです。
真面目でまっすぐな笑吉の性格を利用した福介の策。
絶対彼は自分を気にしてやってくると。
そこで壊れた姿を見せ、笑吉に情を抱かせる作戦。
あの無理やりだった感じから一変。福介がほんとしおらしくなります。変わってしまった福介のことが気にかかってしまうのも・・
これはもう笑吉の性格としかいいようがないです。
リクなら違った結末になってたでしょうね((笑)
福介の事が許せないって思ってるのに、自分から福介のもとへ行ってしまう笑吉は・・・・もうねはらださんのキャラ設定が秀逸だったとしか思えないです。
福介の外堀の埋め方も素晴らしかったです。
ゾクゾクっとしました。
最後の最後で福介の思い通りだったんか~~~~~~い!って。
福介の計画を壊したのはリク、だけど仕切り直すきっかけになったのもリクだったというのも面白いなと思ったポイントでした。
じみにリクがキーマンだったというわけですね。
描き下ろし
描き下ろし読んだら・・・この際福介がちゃんと笑吉を手に入れるまで読んでみたいと思ってしまいました。
ほんとに仕切り直しですね。
笑吉の福介に対する感情が嫌悪感よりも同情っていうかほっとけなくなっていってしまってる気がします。
依存の一歩手前っていうのでしょうか。
「たぶんあいつ・・俺がいないとダメっぽいし」って言ってる時点でね・・もうハマってるのでしょうが。
その手前で終わらせてしまうのがまたはらださんらしいと言いますか。
もっと読みたかったって思わせるのがウマイですね。
感想まとめ
普通に病んでました。サイコパスといえばサイコパスかなぁ。
異様に執着度が高いというか。
手に入れるためなら何でもしてしまうところがそうですね・・・。
笑吉は自分を持ってて素直な分なかなか手ごわい相手ですよね。
まだ美門さん>福介っぽいところで終わってるのも個人的にははらださんすごいなと。
どーせ福介のことほっとけないんでしょって思ってしまうのに、くっつくまで読ませてもらえない・・・・。
空腹ですよ!!!
満腹だと思ってたのにまたお腹へってしまうという。食べても食べても満腹感が得られないカンジ。
読みたい・・・続きが・・・・。
そんな作品でした。
く~~~~~~~~~~~またはらだワールドに浸かってしまいました(-_-;)
苦手な病み系なのに・・・・正直面白かった・・・。にいちゃんを読んだときみたいにもやっと感が不思議なほどなかったです。
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