日ノ原巡さんの【セラピーゲーム】2巻のネタバレ含む感想です。上下巻2ヶ月連続での発売ですごく楽しみにしていた下巻。といっても12/1と12/28発売なので1ヶ月の間に2巻出たという感じですね!
ディアプラス連載中からすごくハマってましたが、本当に最後まで面白かったです。
下巻は湊や樹の過去が出てきたり、シリアス。色々な事を乗り越えて静真くんとの関係もしっかり発展していくのでみどころの多い巻だったように思います。
特に!下巻は胸に響いたセリフがあった・・・。
ということで!上巻で湊の悪さがバレてしまって一度は壊れかけた関係ですが、どんな風に修復して発展していくか感想とともに書いていこうと思います。
セラピーゲーム下巻 作品紹介
セラピーゲーム(下)内容紹介・あらすじ
静真をオトす賭けをしていたと、知られてしまった湊。誤解が解け、静真が風邪で寝込む湊の見舞いにくるが、湊の兄・樹が追い返してしまう。静真に傾いてゆく心と、本気の恋に怯える気持ちの間でうずくまる湊は……!? かたくなな湊がとろける、シロップみたいな2nd.バージンナイト。『セラピーゲーム』完結巻!
注意ポイント
【ネタバレ注意】セラピーゲーム下巻 感想レビュー
下巻は表紙から最高ですよね。上巻は湊が上に乗ってるカットでしたが、下巻は静真くんががっちり湊を包み込んでる感じがして・・・ お話もそんな感じでしたよ☆ 前後編のお話も最高でした・・・二人は何だかんだで仲良く年をとって隣にいそうだなぁ・・・なんて思ってしまいまた(*^_^*) あと!!!下巻では個人的には衝撃的な事実が。。。 では早速~。
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樹は頼れるお兄ちゃん
湊って基本ツンデレ系なのですけど、兄の樹には結構素直。
だから樹の言葉はスッと彼の中に入ってくるの。 静真くんの事もそっと背中を押してくれる樹・・・いいお兄ちゃんだなぁ(T^T)って思わずにはいられなかったです。
湊がブラコンなのも、樹がいい兄だからこそなのでしょうね。 あと!シークレット×××とセラピーゲームの二人は兄弟同士なんですよね。
樹(湊兄)×翔平(静真弟)×湊×静真。。。。
でも翔平見ててもそうだけれど、まっすぐで素直なのは家系でしょうか(*^_^*) 翔平の明るくて素直なところはいつ読んでもカワイイです。
錐ヶ谷家
上巻ラストで樹と出くわした静真くん。かなり驚いていましたが、「うちの湊に御用ですか?」と言われ、湊の兄だと気づいたのですね。
なので。。。一瞬勘違いはしたかも知れませんが、静真くんにはすぐ樹が湊兄だということはわかっています。(ほっ)
その後二人で湊の事とかなどを話しています。
色々な静真くんの反応があったからこそ、樹は湊に背中を押すような言葉を言っていたのでしょうね。
静真くんは、湊が幼少期に住んでいた町に行き、湊のために写真を撮ってきたいのだと樹に言うの。 その言葉をうれしく思った樹は、静真くんにある鍵を渡します。そして町に行ったら「錐ヶ谷」家の事を聞いてみると良いと。
それがあって、湊が住んでいた町に行って見た静真くんは・・・・そこでおばあさんに錐ヶ谷家の事について聞かされます。
- かなり大きな家に住んでいた
- 父親は家には帰らず、家族で揃ったところは見たことがない
- 父親は失踪。
- 母親はそれによりノイローゼになり自殺。
- 父親もその後殺害されていた。(犯人は失踪時に一緒にいた愛人)
聞かされた静真くんは何を思ったのでしょうね。。。
元凶は母親
湊は、静真くんが自分がかつて住んでいた町にいるのだと知り、急いでバイクで向かいます。
良い思い出のない町。
最悪だと感じながらも彼を探します。
そして海辺でやっと見つけるの。 キュンでしかなかった・・・(〃・ω・〃)
「探しに来てくれたのか? 辛かっただろ ここにくるの・・・」って湊の頬に手をあてるシーンとかもすごく好き。
その返しの湊も好きだし、思わずぎゅっと抱きしめちゃう静真くん・・・最高すぎる。
その後、昔住んでた家に入り(樹が鍵を持っていた)過去の話をし始める湊。 湊のお母さんはすごくご主人を愛していたようです。
だけど、ご主人は愛人をつくっていたの。しかも男性。
その男性は湊に近づき(運転手さんだったみたい)警戒心を解いていきます。 湊はある日、その男性から1冊の本を渡されるの。湊父に渡して欲しいと。
それを素直に渡した湊・・・そして渡された父は・・・居なくなってしまったようです。
夫が大好きな湊ママは荒れ狂います。それも湊のせいにして。
湊さえ本を渡さなければと・・・。 そして自殺してしまったのですね(T^T)
この事があってから【人を好きになるってこんな事なのか】【だったら絶対コイツら(父母)みたいにはならない】と思ったのだそう。
人に何かを求めるから裏切られる。だったら最初から愛とか恋とか信じない方がいいと。
錐ヶ谷だった湊と樹ですが、その後は祖母に引き取られて「三兎」に変わったようです。
同じだけ傷つけたい
そこから今までみたいに守ってもらうだけでは駄目だ、兄を守ろうと思って生きてきたという湊。
でも、樹には大切な人ができてしまいましたよね(シークレット×××)
それで目標を失ったみたいになってしまったかしら。
「俺が支える必要はもうないんだって 」 「これからは本当に俺一人になるんだって考えた時・・・」 冒頭の出会いに繋がるわけです。
静真くんと話して、接して湊の中にも少し変化が生まれてたようで・・・だからこそ、静真くんとだったら・・・と感じたと。
だけど実際は、朝には静真くんの記憶がなくてまた裏切られた気になってしまったのですね。
湊の今回のような設定があるからこそ、遊び人みたいに見えた湊がどうして記憶がないってだけであんなに静真君に対して怒ったのか・・・理解できました。
そんな湊が初対面で静真くんに惹かれたというのはよっぽどの事だったでしょうし、だからこそやっぱり許せなかったのだろうなぁと。
自分が傷ついたのと同じだけ傷つけたくなってしまったという感じでしたね。
じわりとくる静間の言葉
まだまだ後ろ向きな湊に、静真くんが言ったセリフがすごく好き。
湊の周りの人達は、皆湊が大好きだと言うの。 湊は自分の短所ばかり気にしているけど、その皆が大事にしている湊の事をもっと認めてやってもいいんじゃないのか?って。
そして、父母の事は過去の事で全部終ったことだと静真くんは言うと、湊は「俺にとってはそんな簡単な話じゃない」と怒るのですが・・・ 静真くんのここのセリフが大好き。
「過去の出来事がお前の未来を決めるんじゃない」 「決められるのは「今」のお前だ」 って。
大事なのは「今」なんだよって言ってるの。ここのセリフにズキュン。
だからちゃんと目の前の俺を見ろよ・・ですって!!!(≧∇≦*)
静真くん、王子様系だと上巻の時に書いたけれど・・・このシーンはまさにそうでした。 そりゃ湊も静真くん大好きだし落ちるよね!!!って。 まっすぐな静真くん最高すぎる(*^_^*)
本当は未遂
気持ちが繋がったあとに!エロに突入するのですけど・・・ ここで個人的には衝撃的な事実を知りました。
冒頭の一夜を共に・・・っいうのですけど(^_^;) 最後までしてなかったんですって!
静真くん途中でねちゃってたってオチで。( ´艸`)ププってなってしまいました。
気持ちが繋がった後での正真正銘の合体!こういうの大好き人間なのでもうここで☆5ですね。
エロは修正は細い短冊っぽい感じなのですけどかなり紙は修正甘め。
なので・・・これは電子はRenta!さんで読む方が良いと思います。
エロもみどころの一つなので(*^_^*) その後の湊の告白までスバラシイ!!!
告白も超かわいくて、ツンデレのデレってなんでこんな破壊力あるんだろう・・・って思うくらいでした。
続編・前後編の感想
こちらはググッと現実的というか・・・将来を見据えてのお話になっていました。
静真くんの湊への想いの深さにギュっとなるシーンもあって素敵なお話でしたヨ(*^_^*) ノンケ(バイ)×ゲイだから、ゲイの視点からしたら不安な事かもしれないけれど・・・静真くんはそもそもそんなフラフラ遊んだりする人でもないですしね。
でも湊も大好きだからこそ、すごく不安になってしまうんですよね。
これは仕方ない。
これを解消できるのは湊と静真くんだけですし。
で。。。その解消の仕方がね~(*^_^*) 静真くんはかっちかちな湊の心をゆっくり溶かしていく天才ですね!
この二人はケンカしながらでもくっついてるんだろうなぁ~!!!ってじわっとしたあとでほっこり(*^_^*)
描き下ろし
描き下ろしも良かった!!!思った以上に描き下ろしあって嬉しかったです。
2~3Pくらいかなぁって思ってたのですが10P以上はあった。
やっぱり静真・湊かわいいなぁって。湊って懐に入れた人にはすごく甘えたになるんですね!
ツンデレかと思ってたら、樹にしてもそうですけど素直だしかわいくなってる気がする。 すごく面白かったです!
感想まとめ
上下巻・・・面白かったです! 2018年の私のMyベスト30でも11位にランクインしたコミックスです。
超オススメ!絵柄も良いしストーリーもすごく惹きつけられてすっぱあまい?感じですね。
上巻は切ないところもあったけれど、下巻での盛りあがりがすごいから良いスパイスでした。
樹・翔平が前面に出てこないのもGood!前面には出てこないけど名脇役☆ナイスアシストでした! 日ノ原巡先生。。。ホント大好きです。
ストーリー | |
胸キュン | |
切ない | |
エロ | |
オススメ度 |