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BL漫画感想 新刊BL漫画【紙】

BLコミックス感想【毎日カノン、日日カノン】コミカライズ作品-並榎 雫(原作:砂原糖子)

2019-04-03

4月1日に発売された漫画:並榎 雫さん、原作: 砂原 糖子さんのコミカライズ作品を読みました。こちらはディアプラスで連載していて連載中からちょっぴり甘酸っぱいキュン萌え作品で楽しみにしていたものです。

今回は気に入った作品だったので紙で購入。主従関係ものなのですが、溺愛攻でスパダリ感が凄い。そしてとことん一途。

ピュアで一途ものがお好きな人は読んでみる価値あると思います。

毎日カノン、日日カノン  作品紹介

毎日カノン、日日カノン

作者名並榎 雫 (画), 砂原 糖子(原)
出版社/レーベル新書館/ディアプラスコミックス
発売日2019/4/1
藤雪の評価

電子試し読み

あらすじ・内容紹介

住み込み先の御曹司・澄一(すみかず)に請われ、一緒に屋敷を出た可音(かのん)。けれど”お手伝いさん“のつもりでいた可音とは違い、澄一は可音を”お嫁さん“だと思っていて……!? 甘々すれちがい主従ロマンス、待望のコミカライズ!!

設定・テイスト

  • 主従関係BL
  • 胸キュン すれ違い  あまあま スパダリ

注意ポイント

感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

【ネタバレ注意】毎日カノン、日日カノン 感想レビュー

すごくカワイイお話でした。絵柄もキレイなので読みやすいですし、ストーリーも主従関係ものの王道といったところ。

すごく安心して読める作品なので初心者さんにもぴったりです♡

とにかく攻がいいですね。

まっすぐでずっと一途に受のことが好き。

切ない展開が好きな人にはもしかしたらやや物足りなさもあるかもしれませんが、すれ違いによる切なさもちょこっとあります。

邪魔な女性もちょびっと出て来るけれど、ここは攻がブレないので全然モヤモヤ感はなし。

主従関係なのでどちらかというと、受の方が自分と攻とではみたいなところはあったのかな!?と。

それにしても!帯の文言がたまらないですね。

【誓う 君を永遠に愛し、慈しむことをー。】

ね?これからもあまあまなんだろうなぁ~!!!って想像できますよね。

表紙カバーからもこの二人がドロドロ展開!なんて思えないと思うので、安心して読んでください♡

みどころ① プロポーズのつもりだった攻と単なるお手伝いさんだと思っている受

冒頭からすれ違いというか・・・うまく伝わってない感・・・。

攻の澄一(すみかず)は使用人として仕えてる可音(かのん)に家を出るから一緒についてきてくれないかと言います。

これからの人生を共に生きたいと。

でもこれを可音は主人のただ一人のお手伝いさんに選ばれたのだと思ってしまうの。

ここから微妙にすれ違いが起こってくると言いますか・・・。

澄一はプロポーズをオッケーしてくれたと思っていて「結婚している=家族」だと思っているの。

でも可音は全くそんな風には思っていなくて・・・。

一緒のベッドで寝るし、朝も行ってきますのキスまでするというのに(≧∇≦*)キスは海外留学の経験がある澄一の海外流の挨拶だと思ってたり。。。

この二人の気持ちのすれ違いというか、お互いの勘違いがまずみどころです。

ちなみに・・・徐々に受が攻のことを好きになっていくというパターンではなくて、お互いに矢印は向かい合っています。

ここに主従関係という問題があるので、使用人の受の方が澄一と恋人同士だなんて・・・と思っているわけです。

勘違いからステップアップ

可音は大好きな澄一のために、昔澄一が大切にしていたテディベアをプレゼントしようとあれこれ考えます。

クリスマスにプレゼントしようと思った可音は、澄一にあげたいものがある、きっとすごく澄一が欲しいものだと言うのですが・・・

それを澄一は「可音」をくれるのかと思い込んで思わずキスをします。

そして濃い方のキスをすると・・・・もっとして欲しいと欲が出てきた可音はそんな感情を気づかれたくないと先に進むことを拒みます。

何から何まですれ違いというか、お互い勘違いしている部分があるのでこのあたりが結構面白いです( ´艸`)

両片想いだと思って読んでいるからわりと安心して読めるのもいいですよね。

額の傷

中盤で、澄一と可音の思っていることに勘違いがありすれ違っていたのだと二人は気付きます。

そして澄一は再度、可音にプロポーズをするのですが・・・これを可音は断ってしまいます。

「僕はあなたを好きではありません」と。

でも、これには理由があったの。

幼い頃、一緒に星を見に出掛けたふたり。そこで可音が足を踏み外して崖から落ちそうに。

それを救おうとして澄一の方が落ちてしまいます。

怪我を負った澄一。

代々使用人をして澄一の家で働いてきた可音の祖父はそれはもう・・・すごい剣幕で可音に怒ります。

可音を押し倒したおした時、可音もまた額に怪我を負ってしまうのですね。

このときから可音は使用人として徹底してきたようです。

可音は鹿野家にいられるのは使用人だからだと。実は可音はワケありなの。。。

祖父が引き取ったようですが、可音は鹿野家の遠縁の子なのだとか。

だから祖父はすごく可音には厳しかったみたいです。゚(゚´Д`゚)゚。

他の誰かに恋したことは一度もない

澄一を拒絶した可音ではあるのですが・・・本当は大好きで仕方がない。それは澄一も同様で・・・

やっと二人の気持ちが向かい合ったのは終盤。

澄一のまっすぐな告白に、可音もまた素直になります。

このときの澄一の告白がたまらないの。

キュンキュンします。

あんな風に告白されたらそりゃ・・・応えたくもなります。

ずっとずっと可音だけが好きだったと言われたらね~(≧∇≦*)

エロシーンに関しては・・・初々しさがあってちょこっと恥ずかしかった・・・( ´艸`)あってもなくてもお話的にはどちらでもよかったかな!?!?と。

でも澄一もお初だったと思うと・・・ちょっと萌えますね!ずっとずっと可音だけだったと思うので☆

カノン

可音の名前が鹿野 可音(カノ カノン)というのもあるのですが、もうひとつカノンが関わっているの。

二人の思い出の曲が「カノン」。

これはすごく二人が大切に思っている曲です。

二人で連弾したりしてたみたい。

このカノンのくだりは最初の方とラストに出てきます。終わり方が最初の文言とリンクしててすごくキュンキュンしました。

やはり二人は一緒だからこそ、キラキラできるのではないのかなって(*^_^*)

描き下ろしは、これぞボーナストラック!

楽しんでね!って言われているようでした♡

感想まとめ

絵柄がかわいいのもあって、途中女性が入って来たときにシリアス展開になるのかな!?!?と思いましたがさほどならず。

さらっと読めました。

そういえば、小説のほうは小椋ムクさんが挿絵されてたのですね!小椋ムクさんの絵もすごく好きなのでそちらでも読んでみたかった気がします。

並榎さんは絵柄的にすごくピュアさが伝わってきて素敵だし、ムクさんだったらシリアス部分がさらにぞぞっとしたのかな~と想像したり。

どちらも素敵ですよね!

スパダリさんが超一途でピュアっピュアな作品をお探しの人は是非よんでみてください☆

こんな方におすすめ

  • 一途でピュアな作品が好み
  • 切ない展開はさほどなく、キュンキュンする場面が多い方が好き
  • 両片想い展開が好き
  • 主従関係もので溺愛攻がたまらなく好み
絵柄
ストーリー
胸キュン
切なさ
総合評価

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その他一途な主従関係もの

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