岩本 薫 先生の【蜜情】コミカライズ作品の感想です。人狼ものがすきな私は、このシリーズはすぐさま飛びつきまして・・・
今回が士朗×迅人の最終巻になるでしょうか?表紙はまたまた買いにくい感じの表紙でしたね・・・・やっぱり個人的にはT首が表紙で出てると買いにくい(~_~;)
中身ならどんどん描いちゃって!なのですけどね☆
私は今回紙書籍で読んだのですが、カバー下は未公開のイラストが掲載されていました。なかなか色っぽい作品が多数でしたよ!
ストーリーは、ほんとうにドラマティックな展開でハピエン!!!
小説だとこまかな表現ができる心情等の作画はほんとうに大変だったと思いますが、決められたP数で重要な所の表現等素晴らしかったと思います。
何より・・・狼たちの絵がとてもお気に入りです。
ヤクザ×人狼・・・最初は敵として出会って愛し合って最後は2人の愛の結晶までできて本当になんていうロマンティックな作品だったのだろうと読み終わった後に思いました。
蜜情 作品情報
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作者名 | 鳥海 よう子, 岩本 薫 |
出版社/レーベル | リブレ/ビーボーイコミックスデラックス |
発売日 | 2018/5/10 |
購入 |
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あらすじ/内容紹介
人狼が妊娠、そして出産――!?
人狼の血を引きヤクザを生業にする神宮寺家。
長男の迅人は、敵の組の組長・賀門と禁断の恋に落ち、英国へ駆け落ちをする――。
そんな束の間のハネムーンを過ごす迅人を襲ったのは、英国にいた“人狼"で――?同時収録は人狼×人間カップルv
攻人狼、受人狼、ダブルでもふもふに愛される、
獣充な本作、描き下ろしでは人狼の赤ちゃんが誕生!
また岩本 薫先生の書き下ろし小説では久しぶりの“夫婦だけの夜"を追いますv
注意ポイント
2人の馴れ初め
【ネタバレ注意】コミカライズ【蜜情】の感想
最初は峻王×立花のお話があり、士朗×迅人にバトンタッチする流れになっています。
この流れがね・・・なんか映画みたいでステキでした。
ストーリーのほうはガッツリお世継ぎ問題。問題というよりもお世継ぎに関してのエピだったと思います。
そして・・・迅人が特殊な生態をもつ人狼だったこと。
その特殊な能力を持つ人狼を【イヴ】と呼びます。イヴはイメージ的にはオメガバースのΩみたいなものですね。
特異なDNAを持って男性でも出産可能な身体を持っているものの事のようです。
この『イブ』というものがなければ・・・こんなにハッピーエンドで終わることがなかったでしょうね
ただ、イヴの事がわかるエピとして登場した外国の人狼一族であるゴスフォードが・・・
すんごい登場したわりにあっさりいなくなっちゃったなという印象はありました。
色々とぎゅぎゅっと詰め込んであるので・・ほんと1冊で蜜情の内容とコミカライズしようと思ったら大変だったでしょうね。
ほんとコミカライズって難しいですよね。原作があるから下手にキャラ動かすことできないですし、反対に動かさなすぎてもダメですし・・・
世界観を壊すこともできないから、ほんとコミカライズをする作家さんって気も遣うでしょうし・・・凄い!
小説から漫画だと、端折られる部分があるのは仕方が無いことでそれを踏まえて重要なところはキチンと描いてどれだけきれいにまとめるか!ですよね。
ダラダラ記事書いちゃうわたしみたいな人には絶対向いてないです(笑)
おっと前書きが長くなりました。では本編にそっての感想です!
迅人の出産
先ほども書いたように、今回は迅人の出産にまつわるエピ。
逃亡先の外国でひっそりと暮していた士朗と迅人。それなりに穏やかに・・・そして幸せに暮していたのですがある日迅人が命を狙われます。
命を狙われるというよりは・・・誘拐されそうになるんですよね。
それはどうしてか・・・彼らは迅人を「イヴ」と呼んでいました。
イブは男性でも子供が埋めるという特別な生態をもつ人狼。
一族の存続が危ぶまれるゴスフォードがこの「イヴ」を狙ってたんですね。
接近してきた彼らを士朗がなんとか討ち、ほっとしたのもつかの間、、、その後迅人が原因不明の高熱で倒れます。
海外なので人狼である迅人を医者に診せることができず、どうすることもできない士朗は日本に帰る決心をします。
帰国すると、神宮寺家に命を狙われるかもしれない、迅人と引き離されていまうかもしれない・・・それでも日本で治療するのが最善だと思ったんですね。
このあたりは士朗が迅人を大切にしていることがわかります。
そして帰国し,医者に診せると・・・迅人が妊娠していたことがわかります。
士朗の子供ですね!
大喜びするかと思いきや・・・士朗の反応がイマイチわかりません(・_・、)迅人も士朗の子供なので嬉しいと思う反面、士朗の反応に不安が募っていきます。
赤ちゃんができたのを負担に思っているんじゃないか・・・と。
士朗から「子供ができてよかった」という言葉も聞けていないので余計にそう思ってしまいます。
確かに相手からの反応がわからないと不安になりますよね。一緒に喜んでもらえたら・・・迅人だって喜べるけど・・・
やさしい迅人は士朗の反応が気になって仕方がないんですね。
士朗の覚悟
士朗はというと・・・ちゃんと父親になる決心をしてました。
士朗が迅人に気持ちを伝える場面はじ~んときます。
本当に迅人が好きで、だからこそ逃げ回るのではなく夫として父親として堂々と彼らを幸せにしたいと行動に移すのが男らしい。
そりゃ迅人も惚れるわ・・・(≧∇≦*)ってなりました。
あと・・・士朗が迅人に感謝する場面!!!!
ここは本当に必見です。
迅人の不安が士朗の言葉で一気に吹き飛びます。
すごくステキな場面。
小さい頃から肉親には縁が無く、そしてヤクザだから家族が持てるだなんて思ってもみなかったという士朗。
彼もまた、妊娠には驚きながらも家族という繋がりができることに喜びを感じていて、さらに迅人に感謝していたの。
言葉にするとこんな感じだけど・・・絵で見て欲しいです。感動します!
2人を応援する人々があたたかい
迅人と士朗は駆け落ちしたので、日本に帰国しても誰もいないのかなと思いきや、、、立花や峻王や医者の水川・・・2人を支える人がいてその皆があったかい。
特に立花がね・・・すごく良いこと言ってました。
妊娠を不安に思っている迅人に、自分は欲しくても出来ないから峻王の血が繋がってる迅人の子供を愛し、自分の子供のように大切にしたいと。
そして、自分達はもちろん支えたいと持っているけど士朗にはどうあがいても勝てない、いつでも迅人の一番の味方は士朗だよみたいなことを言うの。
この言葉に迅人は随分と救われただろうなぁって思う。
迅人は不安だったから、妊娠したことを誰かに喜んで欲しかったと思う・・・。だから立花に喜んでもらえてほんと心が軽くなったんじゃないかしら。
その後に士朗からも嬉しい言葉を聞けましたしね(〃・ω・〃)
士朗・迅人に関しては、ちゃんと父や他の皆にも認められるので・・・この巻は安心して読めます。
士朗・迅人の子供は双子ちゃん
最後はちょっと駆け足なんですよね・・・認められてから2人で絡み合って・・・それから一気に出産まで飛びます。
2人の子供は双子ちゃん。
しかも・・・狼姿で生まれてくるんですね~意外でした。
人の姿で生まれてくると思ってたけど、、、。どんな風に生まれてきたのかとかエコー写真とか気になる!!!
人間の姿になるのは生後1ヶ月あたりかららしいです(作中に描いてありました!)
そして、気になる双子ちゃんの名前は、みんなから1字ずつもらったようです。
峻仁(たかひと)と希月(きづき)。
峻は峻王から、仁は岩切の名前。そして希は立花の名前の最後で、月は迅人父の月也からからですね(*^_^*)
バラバラになりかけた家族が・・・双子ちゃんができてまた一つになった感じがすごくあって・・・とってもステキでした。
描下ろし
描下ろしは、「オールハピネス」という漫画と、岩本薫先生の小説、そしてあとがき等でした。
漫画も小説も読めるってなんかすっごく贅沢!!!
この小説は・・・もしかしたら次回のビーボーイゴールドから連載する新章:ファミリー編で出てくる場面かな!?とわくわく。
オールハピネス!はほんと読んで欲しい!キュンキュンです。
士朗・迅人はもちろんだけど・・・周りもすごく幸せそうですヨ。
読後が本当に良かったです。
感想まとめ
私はハピエン至上主義なので本当に面白かった!!!ステキ!たくさんのキュンありがとうございましたと言いたいです。
人狼ものがすごく好きなのに加え、士朗がほんと・・・かっこよかったし迅人が超可愛かったです。
肉親と縁がなかった士朗は・・・これから迅人はもちろんだけれど双子ちゃんもかなり溺愛しそう。
いいパパになりそうですね★
ビーボーイゴールドで始まるファミリー編が今から楽しみです!!!
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