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櫻川なろ

櫻川なろ『星に落ちる絵筆 上巻』BL漫画感想/自分の苦しさを投影できる相手が欲しいだけだよ

櫻川なろさんの『星に落ちる絵筆』上巻の感想を書こうと思います。随分前に読んだのですが先日読み返したので感想を書きたいと思います。櫻川なろさんの作品は『勇者のはさみ』で初めて読んだんですよね。これがけっこうさらっと読めて面白かったんです。

なのでちょうど配信開始されたこの上下巻を読んでみました。絵柄もイイしとても素敵なストーリーだなぁとあらためて櫻川なろさんの作品が好きに。

上巻ではちょっとそれぞれがどんな風に考えているのかわかりにくいので下巻もきちんと読んで欲しい、そんな作品だったように思います。上下巻同時配信だったのでほんと良かったです。

星に落ちる絵筆 上巻/内容紹介&人物紹介

画廊のオーナーだった父の影響で幼い頃に絵を始めた翔悟。有名な芸術一家に生まれ、「天才の弟」という劣等感の中で育ち、
大好きだった絵も、いつしか楽しんで描けなくなっていった。

そんな環境を変えるため、と兄の計らいで知り合いのいる小さな島に引っ越すことに。そこで翔悟が出会ったのは兄と同じく “神に愛された手”を持つ凌星だった。
圧倒的な才能の差に戸惑い、衝撃を受けた翔悟が取った行動に凌星は――?

星空の下、絵筆が描き出すいびつで純情なアーティスティック・アオハルラブ櫻川なろ2ndコミックス 上下刊、同時発売で登場!

[voice icon="https://snow-blmanga.com/wp-content/uploads/2017/05/hosiniotiruehudeseme.jpg" name="攻" type="l icon_blue"]朝比奈凌星:田舎で絵を描いている男の子。絵に関して天才的な才能を持っている。[/voice]

[voice icon="https://snow-blmanga.com/wp-content/uploads/2017/05/hosiniotiruehudeuke.jpg" name="受" type="r icon_red "]桐島翔悟:芸術家一家。兄が天才画家で劣等感を持っている。[/voice]

①翔悟の劣等感から始まった関係がどう動いて行くのか気になる。
②凌星が何を考えているのかイマイチわからない
③翔悟の苦悩はよくわかる。
星に落ちる絵筆 上巻の感想は以下より。 ネタバレ含みます。

星に落ちる絵筆 上巻はここに注目して読みました

上巻は、2人の出会いから絵を描く才能に関しての主人公の苦悩などが描かれています。
天才画家の兄を持つ翔悟はある田舎に引っ越しをしてきます。そこで出会ったのがひとり絵を描いていた凌星。

彼もまた天才的な画家としての才能を持っていて・・・・。

はじめは田舎に越してきたのは兄が自分を見放したからだと思っていた翔悟でしたが、大島に越して色々な事を経験します。

『桐島翔悟』としての自分自身を見てくれる仲間・・・そんな彼らとみた素晴らしい景色。

少しずつ兄の真似ではない、翔悟本来の絵のタッチを取り戻していくストーリーなのかなぁと思いました。

そしてこの作品のみどころはもうひとつ。

凌星との『再会』ですね。ちょっと上巻ではわかりにくいんですよね。描き下ろしでなぜ幼少期の2人が描かれているのか・・・。

コレは下巻でわかります(*^_^*)って最初にネタバレしてましたわ(笑)

『再会』していたことに気づかずに翔悟は凌星と接しています。

でも、凌星は翔悟の事を覚えているんです。だからこそ・・・ちょっとずつすれ違っていってしまんです(T^T)

この上巻で凌星が本当に何を考えてるのかよくわからないのですよね。

翔悟の事を好きかと思えばあれ?なんか恨みでもあるの?って思うような描写もありますし。

これは下巻で明かされるので下巻も是非読んで欲しいと思います。

凌星と翔悟

この2人、上巻でわりと早い段階で身体の関係を持ちます。

ただ、ここでは『凌星が自分のものになれば自分の欲しかったものすべてが手に入るんじゃないか』と思ったからなんですよねぇ。。。

ここら辺はあるある展開なのですが、身体から入ったけれど翔悟は徐々に凌星に惹かれていきます。

凌星の事が好きだと実感した翔悟は告白をするのですが、それを凌星は拒むという展開に。

「あんたが好きなのはオレなんかじゃない あんたは」

「自分の苦しさを投影できる相手が欲しいだけだよ」

凌星は翔悟が自分を関係を持ったのは自分自身を見ていたわけではなく、自分の絵を意識しての行動だったと思ってたようです。

最初はそうであっても翔悟の気持ちはきちんと変化していたのですけどね(T^T)

ここら辺は始まりが始まりだから仕方の無い事なのでしょうね。

ストーリーは王道パターン

ストーリー構成に関しては王道パターンだと思います。

芸術家一家に生まれ皆が「天才画家の弟」として見て接してくる。

田舎に引っ越して「自分自身」を見てくれる人達と接していく。変化が生まれてくる。。。

そして凌星に関しては最初は違う目的で近づいたのだけれど次第に惹かれていって・・・・という展開。

初心者の人にも読みやすいのではないかなぁと思います。

ただ、上巻では凌星の表情が気になるんですよね。

時々コワイ顔になるのでこれが何を意味するのか・・・・。そしてこの2人の関係の行方は?というのを残して下巻へ進みます。

描き下ろしの2人がかわいい

上巻でなぜ幼少期の2人を持ってきたのか・・・う~ん・・・なのですがこの2人とってもかわいいです。

櫻川なろさん、絵柄がとても見やすくてキレイですので余計に幼少期の2人の破壊力!!!

むちゃくちゃ可愛い~♥ってもっとこの子供2人が読みたいなぁ♥ってなりました。

なんだか凌星の雰囲気も随分違うんです。

だからこのかわいらしかった凌星が今のツンツンになったのはどうしてか?というのも含め下巻ではそのあたりも注目して見て欲しいと思います。

星に落ちる絵筆 上巻/感想まとめ

上下巻のストーリーですので上巻はいわば・・・ピースがバラバラのまま展開していきます。

だからセリフの意味がよくわからなかったりもするのですが、これが下巻を読んでからまた上巻を読むと理解できると思います。

なので、きちんと下巻も読んで欲しい!!凌星のあのコワイ顔の意味もわかります。

そして読んだ後は凌星の翔悟への気持ちの深さにちょっとホロリ( 。-_-。)

『星に落ちる絵筆』というタイトルの意味もわかる下巻になっていますのでお楽しみに♪

 

星に落ちる絵筆/電子書籍情報

※画像クリックでkindleに飛びます。
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似たような弟の葛藤がある作品

出来た兄を持つと弟って結構ひねくれるよね・・・という似たような作品を先日読みました。。。
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