みちのくアタミさんの【レッドベリルにさよなら2巻】が発売されました。こちらの作品はダリアで連載中で私は雑誌も読んでいますが・・・すごく好きです。
吸血鬼×人間のBLになっていますが、この2巻で関係が動いた!とう感じなので2巻は必見です。
まだまだ連載は続きそうなのですがこの2人はどうなっていくのか・・・見当もつかなくて。
でも邪魔な吸血鬼が現れたので、昭彦と和重の関係に亀裂が生じなければいいなと思ってます。
レッドベリルにさよなら2巻 作品紹介
内容/あらすじ
天涯孤独の青年・昭彦と不死身の吸血鬼・和重は、二人で過ごす時間が増え、急速に距離を縮めていた。
そんな中、和重を吸血鬼にした張本人である将門が現れ、共に生きていくことへの覚悟を問う。
動揺するも、自分の気持ちは揺るがないことを再確認する昭彦。
一方和重も昭彦への想いを自覚するが、過去の辛い記憶が蘇り、彼を突き放し――。
2巻のポイント
- 昭彦と和重の対比が面白い。
- 大切な者ができると今度は失う事がこわくなる。
- 昭彦の想いがすごく強くてぐっとくる。
- 昭彦と和重の気持ち(ついでに身体も)が重なる。
- とても幸せを感じるエロがある
- 将門の言葉に耳を傾けてしまった昭彦がどうするかすごく心配
注意ポイント
はじまりはナカから
【ネタバレあり】レッドベリルにさよなら2巻の感想レビュー
1巻以上に面白かったです!
なんていうか・・・この2巻はぐぐっとBL色強めになりました。
昭彦と和重の関係にキュンとなってぎゅっとなって・・・この2人には本当に幸せになってもらいたいです。
人間×吸血鬼ということで・・・吸血鬼は不死だからこその悲壮感が和重から伝わってきたり・・・。
人間は歳をとってやがて死が訪れますが、吸血鬼にはそれがない。
和重は自分が愛した女性とそして子供まで看取ってきたんですよね。
だから、次に大切な人をつくってその人の最期を見送る勇気がないのだと。
和重も昭彦に惹かれているのですが、どうしても吸血鬼である自分と人間である昭彦の生の長さを考えると昭彦の気持ちを受け入れることができません。
その気持ちを変えたのが、昭彦の想い。
ぎゅっとなりました。
昭彦は、身寄りがなく天涯孤独。誰かに必要とされたいと思う気持ちが人一倍強くそして憧れでもあります。
そんな彼の「あなたと一緒に幸せになりたい」・・・この言葉が和重も動かしたのだと思います。
他の誰かとではなく「あなたと」ですからね(*^_^*)今回の2巻はセリフひとつひとつにすごく重みを感じました。
幸せになる覚悟
和重と昭彦の対比が今回すごくあったような気がします。
家族がいて、その家族を失ってもう他に大切なものなどいらないと思う和重と・・・
天涯孤独で、誰か一人でもいいから愛し愛される人そして必要としてくれる人が欲しい昭彦と。
それぞれキャラの背景があって想いがあって、この作品は本当に深いと思う・・・面白いです。
吸血鬼BLの中でも名作になると思います。(まだ終わってないけど!!!)
吸血鬼であるということのつらさ・・・1巻冒頭であったけど死を願う吸血鬼なんですよね和重って。
昭彦もまた、必要とされないなら生きている価値がない、死にたいと思ってた。
それが和重に命を救われ、自分が生きていることを喜んでくれた彼に心まで救われます。
昭彦が和重を大事に思う気持ちがすごくわかるんですよね。
それが2巻では、お互い死にたいなどと思わなくなっているのがすばらしいなと。
一緒に生きて一緒に幸せになりたいと。
人間である以上はやがて別れはやってくるけど、嬉しい事も幸せなこともこれからたくさんあるかもしれないって言うシーン・・・なんだか私はぐっときました。
和重にだって昭彦に与えられるものはたくさんあって、2人でいるからこそ幸せを実感できるはずなんです。
逃げずに幸せになる覚悟を決めようって和重が決心するシーンもモノクロページなのになんだかキラキラして見えましたヾ(≧∇≦)
失うのが怖いから離れるという気持ちとどうしても手に入れたいという気持ちと・・・それはどちらも相手が自分にとって大事だからこその感情。
【幸せになる覚悟】というのは人間×吸血鬼という設定だからこよりぐっと響くものがありました。
2人の初エロはどちらも初なのが伝わってくる名シーン!
和重は妻子がいたので・・・お初というのは男性と!という意味です。
昭彦は。。。正真正銘お初です。自分で「僕初めてで」って言ってるので。
それがね・・・ほんと初めてで必死なのが伝わってくる!
もともとみちのくアタミさんの描くエロはエロくて、しかも色っぽくて好きなのですが・・今回の昭彦の必死なところがほんと好きです。
すぐにイッてしまいそうになってぎゅっと自分のT子をおさえているシーンとか・・・・。
幸せなエロでした。
終わったあとのあの幸せな顔の2人・・・。キュンどころじゃなかったです。
それと個人的なツボなんですが・・・和重は昭彦のことを普段は「お前さん」と呼んでいるのですが「昭彦」って呼ぶ時があってその時にキュンとなります(〃・ω・〃)
将門の狙いがよくわからない
新しい吸血鬼が登場してこの吸血鬼がどうしてこんなに和重に執着するのかもこれからもっと奥深くまで描かれていくんじゃないかなと。
きっと将門が和重のことが気になって仕方がない理由もこれから描かれるのかなと。
自分にはもう師夏がいるからほっとけばいいのに・・・って思うのですが。
ただ将門も1巻を読むと人間→吸血鬼になったと思われます。
和重に「どうだ?あの時のオレと同じ苦しみを味わってみて」って言ってますからね。(1巻)
いつしか人間だったことを捨て、吸血鬼に染まった将門はいつまでも人間くさい和重がどうなるのか興味があるのと、羨ましいんじゃないのかなと。
仮に、和重がこの先昭彦を吸血鬼にしたとしても、将門が師夏を餌として隣に置いているのとはまたちょっと違う関係になると思うのでどこまでいっても羨ましいと思う気持ちはなくならない気がします。
この将門が、昭彦をそそのかしているので・・・これから先がちょっと心配です。
将門の言葉に昭彦はどうするのか
和重とくっつくまでは、死というのも受け入れてその上で死が訪れるまで一緒に生きて欲しいと願ってた昭彦ですが・・・
幸せを実感すると「死」で和重をひとり残していくことに迷いが生じてきます。
そして将門はそんな昭彦に、和重の側にずっと居られる方法があると言うんですね。
それは将門が昭彦を吸血鬼にするという事。
これって・・・下手したら師夏と同じように単に将門の餌になっちゃうんじゃないのかしら?
吸血鬼になってしまったら昭彦は昭彦で喉の渇きを覚えてしまって他の人の血を吸いたくなるわけでしょう?
どうなるんだろう!?ってほんと早く続き読みたいです。
感想まとめ
ドキドキ感が半端ないですね。すごい展開になってきました・・・。
将門が・・・ちょっとウザイです(T^T)
昭彦と和重は、お互いこれで十分幸せな気がしますが(それを覚悟でくっついたのに)・・・昭彦がどう決断するかによっても変わって行きそう。
ただ、1巻冒頭が2017年で小林家の墓参りを和重がしています。
昭彦が「小林」なのでこれは昭彦の墓だとは思うのですが・・・
これから考えると、昭彦は吸血鬼になっているという考えは1巻読んだあとと変わりません。
どんな形でなるかはまだわかりませんが・・・。人間としての生を終えた昭彦のために和重が墓参りをしているのだと思いたい。
先生のあとがきに次巻でおそらく完結とのこと・・・・。
将門と師夏の事も書かれてました。将門と師夏に関しては、現在で成長した師夏が攻でストーリー作ってくれないかな・・・と思ったりしています。
ひねくれた将門の心が師夏によって変わっていくとかも読んでみたいです。
この2巻の続きは6月22日発売のダリア8月号からです。
2巻以降はクライマックスまで雑誌ブログの方に感想を書こうと思っています!
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