エンゾウさんの【ドラッグレス・セックス】の感想です。BLメモリーの方でも感想を書いていたのですが、こちらに辰見と戌井の感想をかいてしまったので・・・
馴れ初め部がなきゃ!ということで書こうと思います
こちらの作品はオムニバス形式の作品になっています。フェロモン症に関係する数カップルのお話。
私はどれも面白く読めたのですが、物足りなさを感じる人もいるようです。そういう方はここで終らず、「ドラッグレス・セックス 辰見と戌井」も是非よんでみてくださいね!
作品紹介
内容紹介
罹患すると性別を問わず患者自身に好意を持つ者に対して性的興奮を誘発させる原因不明のアレルギー「フェロモン症」。
その症状は相手に対する好意の強さに比例する。
オフィスデリの店員の性的視線に怯える堅物サラリーマン、「フェロモン症」を利用し女とヤリまくるヤリちん男子、
自ら「フェロモン症」の治験者となり特効薬を開発する研究者達など、奇病が巻き起こす激情とエロス(&ラブ?)をコミカルに描いたハイテンション・オムニバス!!
作品のコンテンツ
- [keikou]ドラッグレス・セックス 【杉野と桧木】[/keikou]
- [keikou]ドラッグレス・セックス【辰見と戌井】[/keikou]
- [keikou]ドラッグレス・セックス【無良と薬師寺】[/keikou]
- [keikou]ドラッグレス・セックス【杉野と桧木#2】[/keikou]
- [keikou]駄目な男[/keikou]
- [keikou]好きにしたいよ[/keikou]
- [keikou]好きにしたいよ#2[/keikou]
- [keikou]ドラッグレス・セックス【おまけ】[/keikou]
注意ポイント
ドラッグレス・セックス 辰見と戌井
【ネタバレ感想】ドラッグレス・セックス 感想レビュー
オムニバス、面白かったですね!
なんとも面白い設定ですよね。フェロモン症・・・・。中にはフェロモン症でない作品も含まれてはいますが、ほんとうに私はどれもお気に入りでした。
ドラッグレス・セックスの中の辰見の戌井が1冊でまとまったので・・・この中の他のカプもその後が読みたいなぁと思ったりします。
出る可能性あるかしら!?
フェロモン症とは
その症状は相手に対する好意の強さに比例する。
ということで、オムニバスなので作品ごとの感想を書いていこうと思います。
ドラッグレス・セックス 【杉野と桧木】の感想
フェロモン症は発症した人に好意を持つものが性的興奮するというのがポイントです。
フェロモン症に罹患してしまった桧木。しかし彼は自分に好意をもつものなどいないと思っていて・・・
しかしオフィスデリをしている杉野には気に入られているのかやたらと絡まれてしまいます。
桧木は自分がフェロモン症だから杉野が絡んでくると思っていたのですが、実は杉野もフェロモン症で・・・そのせいで桧木が意識しているのだと思っていたようです。
お互いがフェロモン症で相手に対して同じように思ってた・・というお話。
フタをあけてみると、最初に意識したのは確かに桧木の方。でも、最後にはそんな桧木のフェロモンにあてられた杉野が・・・という展開になっていきます。
確かにこちらの作品は少し短かすぎたかもしれませんね。もう1話くらいじっくり読みたかった気がしました。
個人的には桧木のキャラとかすごく好きなんですヨね・・・
ドラッグレス・セックス【辰見と戌井】 感想レビュー
フェロモン症を逆手にとって・・・近寄ってくる女の子とやりまくっているやりチン辰見。そんな辰見に好意を抱いている戌井・・・
オタクの戌井を最初はからかうつもりだった辰見ですが、最後は戌井に立場逆転されてしまうという・・・
最初は上から目線だった辰見だったのに、気が付けば・・・・戌井の方がもう止まらなくなっちゃった感じでしたね!
薬なんてのまねーよって言ってた辰見ですが、最後は「くすりのましてぇ・・・」と言っちゃう程。
その後はきっちり定期的にに薬飲んでいる姿が可愛らしかったです。
こちらは、続編があって【ドラッグレス・セックス 辰見と戌井】というのが出ています。続編はほんと最後まで読むとなぜだかホロリ。すっごくオススメ!
ドラッグレス・セックス【無良と薬師寺】感想レビュー
フェロモン症の抑制剤を開発している研究者たちのスト―リー。
研究者の薬師寺がむちゃくちゃ好みです・・・エンゾウさんの絵柄の綺麗さが際立つ雰囲気があって1カットみただけで惚れました( >_<)
研究のために自らフェロモン症を発症し、好意を抱いている研究員(薬師寺)からサンプルを採取する・・という若干鬼畜かとも思える先生が出て来るのですが・・・
最後が良かったですね!実は薬師寺・・・フェロモン症を発症してたんか~い!みたいな★
先生自身も薬師寺に好意を抱いてたといのがわかってキュンとなりました。そして・・・最大の見せ場ですね!先生がフェロモンにあてられてからのエロ!!!
先生と薬師寺はリバ
リバNGの人は気をつけてくださいね。私は大好きな人なのでむちゃくちゃ萌えました!
実は薬師寺のフェロモン症も先生によって故意に発症させられた感がありました。
イイ感じで進んできて・・・最後1カット。むちゃくちゃ笑いました。。。
ドラッグレス・セックス【杉野と桧木#2】
杉野と桧木ふたたび。
お互い薬を飲まなかったらどんなセックスになる!?という杉野の考えによって・・・薬をすり替えられてしまった桧木。
当然、薬は抑制剤ではないのだから杉野と会うと興奮してしまいますよね。
杉野はどちらかというと、フェロモン症の影響によるエロを楽しんでいるようでした。
ですが、桧木の必死の言葉と涙に・・・一気にヒートアップ!
「ぼくもっ 杉野く・・・に好かれたいぃ・・・」はちょっとぎゅっと来てしまいましたヨ・・・(T^T)
その後充てられた杉野くんが頑張る頑張る。
がんばってから~のラスト・・・また笑ってしまいました。フェロモン症カプは・・・やりすぎてバテるので面白いです。
駄目な男
このストーリーは今までのドラッグレス・セックスの作品とはちょっとテイストが違うなという印象。
とてもじ~んと来てしまいました。
エンゾウさんは本当に引き出しが多いですね!
ちょっと切なく、そして甘く・・・さらにはほんわかするようなストーリーでとても良かった。
「あなたといると自分が家政婦になったみたい」
そう言われ、妻に別れを切り出された男・森山と・・・隣人・水川とのお話。。
別れを切り出された場面に遭遇した水川が、森山が自殺をしているのではないかと不安になってドアを開けたところから2人の関係が動き出します。
家事などは奥さんまかせ。そんな森山は家事全般ダメダメなの。
水川はそんな彼を手助けしていきます。手助けをしていきながら・・・・好意も芽生えていくんですね。
二人で過ごすうちに森山も離婚する決心もつき、奥さんと良い別れ方ができたというのはとても良かったです。
でもその場面を目撃した水川は2人が復縁したものだと思いこんでしまいます。
誤解で拗れるパターンかな・・・と思ったのですが、このあたりはけっこうあっさり誤解がとけて良かった(T^T)長いとモヤモヤしますからね!
きちんと二人がお互いの気持ちを確かめ合った場面!必見ですよ。森山の言葉がとても良くて・・・。
ダメな男が好きという水上ですが、森山は家事とかはダメだけど他はけっこういい男だよね・・・と思いました★
それと・・・「・・・そんな間抜けな男の事はどう思う?」と言ったときの森山のキメ顔にもってかれました(≧∇≦*)カッコイイ・・・・
エンゾウさんの絵柄って、どちらも攻!になれる顔なので本当にワタクシの好みなのです。
体格もガッシリしていて本当に男性だなぁと思うし、こういう絵柄ステキですよね💛
好きにしたいよ1話・2話
幼なじみもので超執着・若干病的なお話。
藤生と真澄。
藤生の性癖がこれまたキモ面白い。
真澄本人が目の前にいるのに彼の幼少期からの写真貼ってるの。それに見られてると感じるのが興奮するらしい。
4才の藤生は、0才の真澄にすでに恋してた・・という設定でしたね。
終始藤生の執着が目立っていてちょっと変態具合がスゴイのですが、この作品のみどころはそこではありませんヨ!
最後に大どんでん返しがあります!
紆余曲折あった二人ですが、つきあって同棲して6年。
真澄の自分への気持ちは、刷り込みや洗脳・勘違いで・・・いつそれから目が覚めるかわからないと言う藤生。
そしてそういう不安を抱えて生きているのだと。
それを聞いて真澄は、ドンッと目の前に真澄の作ったできたての料理を出します。
同棲する前から藤生のところに通い、自分の料理を食べさせてきたという真澄。
それには目的がありました。
細胞が全部入れ替わる周期が6年・・・
6年間、藤生に自分の料理を与えてきたから今の藤生の細胞は全部自分が与えたモノで形成されていると真澄は言います。
六年ずっとそれが楽しみだった
俺の愛もなかなかだと思わねぇか お兄ちゃん?
うわぁぁぁですよ・・・藤生の変態具合がすごいからそればっかりに目がいってたけど・・・
大概真澄も執着系だったという(~_~;)
二人の愛は重い・・・これは二人じゃなきゃ成立しない恋愛だなぁと思いました。
そしてそれを聞いた藤生は真澄に言うの。
生まれ変わったら君の赤血球になりたい
(´ー`;)?
スゴイセリフで笑ってしまいましたヨ。
第2話は、幼い頃から付き合うまでが描かれていました。
今はラブラブな二人ですが・・・以前の真澄は藤生を避けてたんですね。意外でした!
真澄は、クラスメイトからおまえに彼女ができたら刺されるんじゃねーの?と言われ、ふとそのように言ったら藤生がどんな反応示すかしりたくなったのでしょうね・・・
「カノジョできたんだけど」
そう藤生に言います。それを聞いた藤生は・・・怒り狂うどころか、真澄に子供ができたらその子供が欲しいと言い出すの。
真澄は,次はその子供に執着を見せるのかと・・・・ここで真澄の感情が爆発した気がしました。
お互いすごい執着してるというのが・・・ここでも分かりましたね。。。
藤生は今も昔も変わらないけれど、真澄は・・今ではやや達観した感じ?(笑)
と思ったら・・・最後は藤生の方がナナメ上すぎて・・・さすがの真澄もついて行けないようでした笑
ドラッグレス・セックス【おまけ】
エロ描写で白目・・・初めて読みました(~_~;)
エロ!!!!超エロイのに笑える。ほんとエンゾウさんのこういう所が好きです。
桧木さん好きだよと名前呼ばれたのがすごく嬉しかったのかな・・・・
感想まとめ
読み返してみたのですが・・・面白かったですね。
1話1話が短いのでフフフっとなりながらエロを楽しみ作品かなぁと思います。
設定が設定なので深く考えるとどつぼにハマる可能性があるので・・・さらさらっと読むと楽しいかなと。
私の一番のお気に入りは「好きにしたいよ」も捨てがたいけど・・・「ダメな男」です。
あとはやっぱり「辰見と戌井」は気になりますよね!
薬師寺も好きだから・・・こちらも続編読みたいです。いつか描いてくださるといいなぁ・・・と思ったりしています。
電子書籍
ドラッグレス・セックス
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