我守丸さん初めて読みましたが、すごく良くて他の作品も読みました。これ単話配信もされていたのですが表紙が素敵でポチるかどうか何度迷ったか。絵柄も個人的にすごく好きなタイプでストーリーも読みやすかったのもポイント高かったです。小宮山くんがかわいくて、とってもいい子なのがこれまたイイ。後半はわりとぎゅっとなる場面が多く、魅力的な1冊でした💛
臆病者はしたたかに愛す/作品内容
【描き下ろしおまけ4コマ2Pを新たに収録!!】俺はいつだって兄貴の代わりだった。糺(ただす)には、二つ違いの兄がいる。何をしても優秀で常に周囲から人気者、そして糺と瓜二つな顔の兄。そんな兄が連れてきた大学の研究仲間・小宮山(こみやま)は、糺にとって初めて「自分」を見てくれた人になった。しかしある日、糺は小宮山が兄に向ける眼差しが「恋」と同じだと気が付く。絶望、悲しみ、嫉妬……
「あんた俺の顔好きだろ?」
どこにも行けない感情が糺の中で駆け巡る。そして二人はセフレ関係になり―……!?【フィカス】
【本作品は「臆病者はしたたかに愛す」第1~4巻/第1~12話を収録した電子特装版です】
糺(ただす):何をしても優秀な兄に少しコンプレックスがある。ひねくれもの。
小宮山:糺の兄と同じ大学。気が弱くおとなしい感じ。糺と関係を持つことになって・・・。
作品のポイント
①勘違いから始まる関係
②兄の存在が2人をすれ違わせる。
③本当に必要なのは身代わりではなく最初から自分を見てくれてた存在。
注意ポイント
『臆病者はしたたかに愛す』はここに注目して読みました
そういえば、電子の表紙と紙書籍の表紙って違うんですね。上にある画像は紙書籍のほうなのですがピンクですよね。電子さんは黄色なんですヨ。単話配信の時は水彩画のように薄い淡い色のカラーだったのですが、コミックス版の方は黄色!って感じで意外でした。
表紙は単話配信の時のほうが好きかなぁ~。
この作品のみどころといえば、まずは何でも優秀な兄に劣等感を持つ弟、糺がひねくれているからこそ拗れちゃったなぁというストーリー展開。
小宮山くんは糺とは正反対な感じなのですが、彼もまた自分の気持ちがバレたら近くにいれないと気持ちを隠したままセフレの関係を続けます。
5年も関係が続いているのに臆病な2人がね・・・両片思い状態でうまく兄を中心に描かれていたなぁと思いました。
勘違いから始まる関係
糺と小宮山くんは・・・糺が小宮山くんが兄を好きだと勘違いして手をだします。
それからずっと関係が続くのですが、糺は小宮山くんが兄の事を好きだと思いこんでいるし、小宮山くんは糺は遊びだと思い込んでいるし結構もどかしいです・・・。
私は小宮山くんのキャラがこの作品ではすごく好きなんですよね。
おとなしくてだけど一途で・・・。
そして自分は糺くんが自分と違って女の子と普通に幸せになれると思ってるから彼が自分の元を去るまでは、、、なるべく長くいられるようにと気持ちを言わずに過ごします。
お互い気持ちを言い合えば解決する事なのだけれど、最初の始まりが始まりで勘違いもあるから難しかったのだろうなぁと思いました。
糺は「ちゃんと俺を俺として見てくれる人がいい」みたいな感じで言う場面があるのですが結局彼もまた、兄を通して小宮山くんをみているのに気が付いていないんですよねぇ。。。
でも成長したのかなというか今までの女の子たちとは違うのだろうなと思うことがいくつか。
振られることが多かったし、振られても「あっそ」ってメールで返すくらいだったというのが冒頭でわかっています。
だけど今回の小宮山くんとの別れは彼を想っての事なんですヨ。
自分がいたら兄を好きな小宮山くんは吹っ切れないと。。。兄が好きだと思い込んでる糺は自分に小宮山くんの視線が向けられない(思い込み)のがつらくなったのでしょうね。
なのですが・・・自分から別れを決めたくせに「今までありがとう」と言った小宮山くんに「うるせぇハゲ」と激怒します。「結局俺は身代わりかよ」って。
みんなの前であんな風に言った糺は小宮山くんの反応を期待していたのかしら?ちょっとここがよくわかりませんでした。
だけど、あんだけあっさりと今までは女の子たちとの別れを受け入れてきたのに、小宮山くんの時は全く違う。切ない展開ではあったっけれど、私はこういう部分に萌えを感じるタイプなのですごくイイネェ~ってなりながら読みました。
小宮山くんは実は行動派
「臆病者はしたたかに愛す」って言うのは結局2人の事だと思うんですよね。
どちらも気持ちを言わずにずっと好きだったわけです。言えなかったのは糺の兄の存在があったからなんですけどね。
ただ、そんな2人の関係がきちんと進展したのは小宮山くんの行動力のおかげなのかもしれない。
意外にも小宮山くん行動力あるんですよね。
北海道まで糺に会いに行ってますし。これがなかったら気持ちを確かめ合う事などできなかったかもしれませんね。
別れの時は気持ちを言おうとしても糺が激怒しちゃって言えませんでしたし。
それに、北海道で就職しそうと思ったら「俺が養うから近くにいてほしいっ」って(n*´ω`*n)
笑ってたけど糺にとってはすごくうれしかったんじゃないかなぁって思います。
自分をこれだけ必要としてくれる人って今までいなかったでしょうし。
それに、このストーリーが好きだなぁと思ったのは、小宮山くんが好きになったのは最初から糺だったところ。
兄にそっくりだから気持ちが移ったとかの展開だったら読んでなかっただろうなぁ。
一途な小宮山くんがすごく好きだしかわいかったです。
もっとこの2人読みたかったなぁと思いました。もう1巻でちゃんと恋人同士になった2人が読んでみたかったですね。
素直になれない僕を愛して/惚れた病に薬ナシ
単話もあるのですが、こちらに収録されていました。
「素直になれない僕を愛して」は関西弁だったためかテンポよくかわいらしいストーリーだったと思います。
「惚れた病に薬ナシ」は白髪×白髪でちょっとわかりづらかったです。う~ん、ストーリーもちょこっと???でした。
臆病者は~が面白かったのでちょっと物足りなく感じちゃったのかしら。
目は口ほどに恋を語る
面白かったのですがちょっと山下さんぶっ飛びすぎ(笑)
わからない人です・・・・(;’∀’)
いやぁこのストーリーのエロの流れはこれでよかったの!?とΣ( ̄□ ̄|||)もう少し萌え要素が欲しかったなぁと思います。
臆病者はしたたかに愛す/感想まとめ
表題作はものすごく好きなストーリーでした。絵柄も良かったし読みやすかったのもイイ!
我守丸さん初めて読みましたが、これからチェックしようと思います♪
単話配信もされているのでとりあえず「臆病者はしたたかに愛す」だけ読みたいなと言う人は単話でもよいかも知れません。
描き下ろしは4コマ2P でした。だから・・・個人的にこちらの作品の推しは表題作。
単話を持っている方でしたらとくにこちらを購入したからといって2人の続きが読めるというわけではないです。
②一途なストーリーが好き!
③受がかわいい方が好み
臆病者はしたたかに愛す/コミックス版
臆病者はしたたかに愛す/単話配信
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